光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

歌舞伎衣装 東京国立博物館(2020.8.10)

2020年08月20日 | アート 衣装

特別展「きもの KIMONO」を前回、紹介しました。

一方、トーハク本館の展示”日本美術の流れ”のなかにも連携するかのように”歌舞伎衣装”が展示されていました。

きもの展のキュレーターでもある小山弓弦葉(おやま ゆづるは)さんの解説です。

この解説を読んで、以前から感じていた能・歌舞伎コーナでの疑問点が解消されました。 

”江島・生島事件”がきっかけで、武家の女性が歌舞伎を鑑賞できなくなり、女役者=お狂言師を大奥の舞台に呼んで

芝居をさせた”

・・・なるほど、そーだったんだ。 大奥にお女役者を呼んで歌舞伎を見るなんて、金もかかるだろうし、芝居の

スケールも小さくなるだろうし、馬鹿なことするなー?と思っていたのですが、止むを得なかったのですね。

閉じられた世界の大奥では、歌舞伎という花形娯楽が、お金に換えられない魅力だったんだ。

 

うーん、なんと豪快で、目立つ衣装!

 

 

 

 

 



※このキャプションは撮り忘れていて、ひとつ前の羽織の写真の隅っこに写っていたものを拡大しているので見づらくて
 申し訳ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大奥にしろ歌舞伎にしろ、庶民からみれば非日常の世界、そこで着られる”きもの”は突き抜けた感性で

デザインされている・・・と、この能・歌舞伎のコーナを観るたびに思います。

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特別展「きもの KIMONO」を観て 東京国立博物館(2020.8.10)

2020年08月19日 | アート 衣装

東京国立博物館で開催されている、特別展「きもの KIMONO」のレビューです。

会場は撮影禁止でした。 そのため

● メルマガ(有料)紙上展覧会からの記事引用:【ROADSIDERS' weekly】2020/07/15号 Vol.413

● 私が過去にトーハクで撮った着物作品

以上を組み合わせて紹介します。

なお、ROADSIDERS' weeklyは、都築響一氏が発行責任者のメルマガで、都築響一氏は

「ドレスコード-着る人たちのゲーム」展のなかで、《ニッポンの洋服》を選定・制作された方です。

※ ROADSIDERS' weeklyからの引用がメインになります。小さいサイズの写真と作品キャプションはすべて

  引用となりますので、以下、引用の”ことわり”は省かせていただきます。

会場風景です。

 

 

フライヤーです。(当初の会期は、4/14~6/7でしたが、6/30 ~8/23に変更されました)

 

 

 

モードの誕生と題された展覧会の序章エリア

 

寛文期エリア




[重要文化財]小袖 黒綸子地波鴛鴦模様 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

以前、トーハクで撮ったものです。(2015年12月と2018年10月に撮影)

 

左肩口を接写したもの

 

 

前から

 

 

元禄期エリア


見返美人図 菱川師宣筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

 

 

 

 

 

一世を風靡した「光琳模様」のデザイン


[重要文化財]小袖 白綾地秋草模様 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵

 

こちらも実写があります。(2013年10月撮影)


 

 

 

前から

草花の描画は、さすが光琳と思うのですが、衣装として見たとき、私はなぜか弱い印象を感じます。

 

 

 

江戸のミニマリズム・エリア




町家のよそおいエリア


右:振袖 縹羽二重地茶摘風景模様   江戸時代・18~19世紀 東京国立博物館蔵 前期展示 ~7月26日(日)  
左:振袖 鼠羽二重地短冊花模様    江戸時代・19世紀 奈良県立美術館蔵

 


左:振袖 鼠壁縮緬地波に千鳥裾模様  江戸~明治時代・19世紀 京都府(京都文化博物館管理)
右:摘み草図 北尾重政筆  江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵

 

豪商・太夫のよそおいエリア


左:振袖 段替綸子地松竹梅鶴亀模様   江戸時代・19世紀 神奈川 女子美術大学美術館蔵
右:振袖 萌黄縮緬地扇面模様 江戸時代・18世紀  愛知 松坂屋コレクション J.フロントリテイリング史料館蔵






太夫打掛・丸帯  明治~大正時代 京都 輪違屋蔵

 

 

大奥のよそおいエリア



 

 

 

中央、緑の着物が篤姫が着た小袖

 

小袖の雪を被った竹が、刺繍で浮き上がり面白い。


右:小袖 萌黄紋縮緬地雪持竹雀模様
左:掛下帯 萌黄繻子地稲穂雀文様 前期展示 ~7月26日(日)
  天璋院篤姫所用 江戸時代・19世紀   東京 德川記念財団蔵

 

サムライの美学エリア


右:[重要文化財]胴服 染分平絹地雪輪銀杏模様 徳川家康所用
  安土桃山時代・16~17世紀 東京国立博物館蔵


陣羽織 黒鳥毛揚羽蝶模様 織田信長所用  安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵

実写です。(2015年1月撮影)

 

揚羽蝶部分の接写。

 

 

若衆風」ファッションエリア



右:小袖 白縮緬地石畳賀茂競馬模様  江戸時代・18世紀 京都国立博物館蔵 前期展示 ~7月26日(日)

 


[重要文化財]振袖 白縮緬地衝立梅樹鷹模様 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵

 

実写です。(2013年1月撮影)

 

 

左肩口の接写。 ディテールが凄い!

 

前の部分の接写。

 

下着に見る「つう」の美学エリア


左:下着 白木綿地立木模様更紗 江戸時代・19世紀 愛知 松坂屋コレクション J.フロントリテイリング史料館蔵
インド更紗を贅沢に使った通人の下着! もともとは18世紀半ばヨーロッパ輸出向けにつくられた最高級の更紗パランポア(ベッドカバー)だったものが、日本に渡ったもの。

江戸っ子の「いき」火消半纏エリア


展示されている半纏はいずれも裏地で、表は地味な単色のリバーシブル。半纏を羽織った上から水をかぶって消火にあたり、無事に終わると半纏を裏返し、裏地に描かれた勇壮な絵柄を見せつけながら帰還したのだという。その下の素肌には見事な刺青があった。

 

 

火事羽織の実写(2011年11月)

 

2012年10月撮影

 

 

歌川国芳の筆による男意気のさまざま。


国芳もやう正札附現金男 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀

 

 

第4章「モダニズムきもの」


ずらりと並んだ大正・昭和期のコーディネート
左側:「ご令嬢の振袖」 右側:「奥様の訪問着」

 


右端のなんともエキゾチックな柄のきもの:着物 紺縮緬地異国街並模様
名古屋帯 茶地異国建築模様 ともに前期展示 ~7月26日(日)


後ろ姿

 


左:美人図(足利本銘仙ポスター原画) 中村大三郎筆 昭和10(1935)年 栃木 足利市立美術館蔵

足利銘仙会では、高島屋などの百貨店に人選を依頼し、著名な美人画家たちによる宣伝ポスターを制作していた。
右奥が華やかな流行模様を染めた銘仙コレクション

中村大三郎筆の隣に、北野恒富の「現代美人之図」がありましたので、Webサイトから引用します。
私は、この作品が好きなのです。


「現代美人之図」(足利銘仙ポスター原画) 北野恒富 1928年

 

モードのデモクラシー・エリア


左:宮殿模様の振袖(下図参照)

右:振袖 染分一越縮緬地花籠模様 大正~昭和時代・20世紀 千葉 国立歴史民俗博物館蔵


振袖 淡紅綸子地宮殿模様 昭和時代・20世紀 千葉・国立歴史民俗博物館蔵

 

 


打掛 萌黄塩瀬地百鳥模様
明治時代・20世紀 京都国立博物館蔵

 

大正~昭和時代初期にかけて、庶民に愛された流行柄の銘仙コレクション。特徴ある木製マネキンは神戸ファッション美術館から。

 

 


左:羽織 白地山水風景模様銘仙

中:羽織 格子菱花唐草模様銘仙
右:羽織 黒地鳩模様銘仙
羽織と着物、帯の着重ねにも注目!ともに前期展示 ~7月26日(日)

 


右:着物 ベージュ地幾何抽象画模様銘仙


 

呉服屋から発展していった百貨店が流行を生み出すようになった時代のモダン・デザイン・コレクション

 

 


左:着物 淡紅地水玉模様銘仙
中:羽織 黒地テニスラケット模様銘仙 前期展示 ~7月26日(日)
右:着物 白地街灯模様銘仙 前期展示 ~7月26日(日)
いずれも昭和時代・20世紀 埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵

 

左の着物のデザインは、きりっとして面白い。


左:着物 菊模様銘仙 昭和時代・20世紀 埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵

 


左:着物 黒絽地杉木立鳩模様 昭和時代初期・20世紀
右:着物 紫縮緬地烏柳模様 昭和時代初期・20世紀

 

右のみみずく模様の帯も印象に残っています。


左:着物 黄縮緬地向日葵月見草模様 昭和時代初期・20世紀
右:帯 黒繻子地みみずく模様 昭和時代・20世

 

 


みみずくの背後に三日月、そして星々が散りばめられた名古屋帯。帯を締めると、みみずくの下に星がきらめく夜空が出現する。

 


左:着物 帆船模様銘仙 昭和時代・20世紀 埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵
右:着物 黒縮緬地モダン花散模様 昭和時代初期・20世紀

「KIMONOの現在」と題された、現代作家のきもの作品を集めた最終展示室。


左は久保田一竹:左端:幻 桜の精が 造り出す幻の花 昭和51(1976)年
中:連作 光響 〔 15領〕 昭和58~平成元年(1983~89) イギリス 国際ショディエフ財団蔵

 

森口邦彦、鈴田滋人、土屋順紀ら人間国宝による創作きもの作品群


森口邦彦、鈴田滋人、土屋順紀ら人間国宝による創作きもの作品群

 

このデザイン、三越百貨店の包装紙等のデザインの原形になったもの。


友禅訪問着 白地位相割付文「実り」森口邦彦作 平成25年(2013)
東京・株式会社三越伊勢丹蔵 前期展示 ~7月26日(日)

 

いかがでしたでしょうか。 私が行った8月10日(月)祝日でしたがWeb予約による入場者管理で

落ち着いて鑑賞することができました。

会場は、やはり女性の方が多く、着物姿の方もいました。 着物のデザインや着こなしは、さすがと感じました。

なかには、パンタロン風の着物を召した方など、大勢の洋服のなかで、着物は目立ちます。

最後に、メルマガで都築響一氏が述べていることを一部ですが引用して終わります。

 

”「めっちゃ派手!」だれもがまず、そう思うのではないか。柄on柄とか当たり前、約300件という展示作品で完全に無地のものなんて、ひとつもないかもしれない。ワビサビとかゼンとかいったいどこに……。

谷崎潤一郎はかの『陰影礼賛』のなかで、「日本女性の胴体は衣装を着けるための人形の心棒みたいなもので、幾重にも巻き付いている衣と綿を剥げば、不格好な心棒が残るだけ」なんてヒドいことを書いている。

目立つ衣装を身に着けることは、現代では個性の発揮とか、目立ちたいという欲求のあらわれと受け取られるだろうが、これだけ派手な着物を見せられていると、ちょっと違うかなと思えてきた――もしかして着物が派手になればなるほど、顔かたちは目立たなくなるのでは? 主役が着る人間じゃなくて、着るものになるのでは?

「服を着こなす」のがファッションの上級者で、「服に着られる」のはダサいというのが現代の常識だ。もちろん、冒頭で紹介した大正の庶民だって、ふつうの着物を難なくふつうに着こなしているわけだが、特別展「きもの KIMONO」で披露されているようなエクストリームな着物デザインには、絵画に巻き取られ、服に着られる快感が潜んでいるような気がしてきた。”

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衣装 東京国立博物館(2015.6.20と7.19)

2015年08月31日 | アート 衣装

トーハクの作品紹介、衣装編です。

まず、6月19日に撮影した、呉服商「大彦」の小袖コレクションを

 

 

解説にある玉子色の染め、うまい表現。 色褪せが惜しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説にあるように、若衆に似合いそう。  

 

 

 

 

 

 

呉服商「大彦」の小袖コレクションは以上にして、本館の通常展示から

風で舞い上がる御簾をデザイン、洒落てる。

 

 

 

 

 

白い部分が色褪せているのが惜しいのですが、柄模様が洒落てる。

 

 

 

 

 

 

シックな色柄がいい。

 

 

 

 

頭にかぶる被衣(かづき)なんですね。  てっきり着物だと思いました。

 

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東京国立近代美術館 工芸館 衣装

2013年08月17日 | アート 衣装

 衣装編です。  展示室の雰囲気です。

 

能衣装は、トーハクでよく見るのですが、近代美術館では初めてです。

 

 

洒落たデザインです。

 

 絹ですが、織りの違いで、質感が異なりますね

    

  

 

 「月光」の接写

 

 友禅染の訪問着。  華麗ですね、中央の早春と題された白い友禅は、着る人を選ぶ感じです。

  

左が菊になります。

 

 

 

綿の素材になると、華麗さよりも、落ち着き感が感じられます。 

  

 

 

 

 ボディを包む衣服、和服ばかりですが、 近代美術館なので、洋服もあってよいのでは思います。

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国立近代美術館 工芸館(2013.3.23) 衣装

2013年03月28日 | アート 衣装

花をテーマにした衣装です。  

国立博物館(トーハク)にも江戸時代を中心とした衣装の展示があり、豪華絢爛な印象がありますが、こちらの近代美術館の衣装は、洗練されたデザインの印象が強い。

衣装の展示のときにいつも思うのですが、衣装を着た姿を見たいということです。  和服でもマネキンでできると思うのですが。

  

 

中央の森口華弘の「梅林」は、色あいとデザインが素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

梅花文も可愛い

 

少し地味ですがデザインは面白い。 

 

 

 

琉球紅型の人間国宝、玉那覇有公の両面染め。   遠近感のあるデザインと渋い色あいが素晴らしい。

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東京国立博物館(2013.03.09) 衣装

2013年03月22日 | アート 衣装

3月9日(土)、博物館では、春のキャンペーン「博物館でお花見を」が始まりました。

庭園は、3月10日のブログ記事に掲載しましたが、本館も桜にちなんだ作品が多く展示されています。

今日は、華やかな衣装を紹介します。

 

 

 こちらの帯と振袖もいい感じでした。

 

 熨斗(のし)の文様は多く使われますが、熨斗鮑の略で、アワビを薄く削いで、干した調整品で延寿の吉祥文。  本物は見たことないですね。

 

振袖は扇と橘の文様。

 

光の反射具合で面白い色になっています。

 

部分アップでみると、洒落た文様です。

 

華やかな文様の帯。  熱帯の国の原色の世界みたいだ。 

 

この帯と、ピタッとあった衣装を着た女性を見てみたいですね。

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国立東京博物館(2013.1.2) 衣装

2013年01月06日 | アート 衣装

トーハク本館の展示から。

正月らしく、華やかな衣装を紹介します。

大胆なデザインがいい。

 


近寄ってみると、緻密なデザインに驚きます。

 

吉祥文のデザインとブルーの色がいい。

 

貝桶も吉祥模様なんだ。  

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東京国立博物館(2012.10.27) 火事装束

2012年11月03日 | アート 衣装

トーハクの火事装束の紹介は2回目となります。   前回(2011.4.1)もそうでしたが火事装束もここまで来るとアートですね。

 

火事装束と頭巾。  前回紹介分もそうでしたが、大名の火事装束はアンリー夫人の寄贈だ。

 

緋色が美しいので、近づいて撮影。   注連縄(しめなわ)模様は、一針一針丁寧に縫いこまれていて、大変な手間ひまをかけているのがわかります。

 

竜虎の文様が美しい刺し子。  紺の木綿地に白糸や赤糸で刺繍したもの。

 

どてらのイメージですが、革羽織。

 

以上は、「暮らしの調度」の展示コーナの火事装束ですが、「武士の装い」の展示コーナにも火事装束があります。

 

近づいて撮ると、細かい文様など、精緻に作られているのがわかります。

 

一緒に展示してあった陣羽織。

 

上の写真の部分拡大ですが、デザインが洒落ています。

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東京国立博物館(2012.7.28) 夏の衣装

2012年08月01日 | アート 衣装

江戸時代の女性の夏の衣装が展示されていました。

暑さをしのぐ工夫と艶やかさが魅力です。

涼しさを感じるブルーの薄手の生地と、海辺の模様のデザインが美しい。

 

拡大したものです。 
 

 

白い帷子に秋の紅葉と落ち葉。   季節を先取りして涼を感じる工夫になるほど。

 

浅葱色は薄い藍色で新撰組の羽織などで使用されている。
この衣装もデザインと色がいい。


源氏香のデザインは白い5本の棒(2本は繋がっている)のところです。

 

君が代が刺繍されている部分。

 

この帷子のデザインは面白いのですが、少しインパクトが弱いのが残念。

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東京国立博物館(2012.1.2) 夜着

2012年02月27日 | アート 衣装

夜着は以前にも紹介しましたが、それまでは夜着なんて知らなかったのです。  これが布団とは。  しかし、考えてみれば合理的ともいえるし、なによりアートな布団にくるまれるのは、小さな幸せだったかも。



 



 


華麗です。



 


吉祥文を使う気持ちは、わかる気がします。


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東京国立博物館 衣装 (2011.4.9撮影)

2011年11月19日 | アート 衣装

桜の時期の4月9日にトーハクで撮影した展示品です。
典侍(ないしのすけ)は、律令制の官職で実質的に天皇の後宮を取り仕切る官位だったが、常に天皇に近侍するので天皇の寵愛を受け、皇子女を生む例も多く、側室的な役割を持つこともあった。 大正天皇も典侍(柳原愛子)の子。  
その典侍の服。 さすがに豪華です。


桜の時期だったので桜のデザインの服が特集されていました。


 粋なデザイン。 青海波という波のデザインは、よく見るのですが面白いと思います。


 洒落たデザイン。


 被衣(かづき)とは、身分のある女性が外出時に頭にかぶった着物の形をしたもの。
最初は男の子の着物かと思いました


トーハクの衣装、傷みやすいものなので保管が大変だろうなといつも思いますが、きれいに保存されています。

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東京国立博物館 舞楽面、衣装 (2011.1.9撮影)

2011年10月14日 | アート 衣装

舞楽面と衣装の紹介です。
右の赤い衣装が「陪臚袍(ばいろほう)」 江戸時代19世紀の作品です。
強烈な赤で今でも通用するデザインですね。





衣装一式です。  袍の家の紋章を散りばめたデザインは面白い。


 



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国立近代美術館 工芸館 縞の衣服

2011年08月25日 | アート 衣装

しまシマの企画の作品紹介です。 衣服から。
前々回の記事でも掲載した衣服3点
中央の流砂紋の着物が素晴らしいデザイン。  白と黒のラインの切りかえしと流砂の地紋、この着物を着た女性を見てみたいものです。
(霜が降ったような地模様は、蒔糊という技法で、糊のカケラを濡らした布に蒔くと、布にぴったりとくっつき、そうして布を染めるとカケラ部分は白いまま残ってこの地ができる。)


しまの揺らぎや、渋い色合いが美しい。


 


3作品を。 説明プレートは一番上が、写真の右端の作品にあたります。



 



 



 


畳縫紋というのは初めてですが、面白いですね。



 


越後上布は渋い色合いと独特の、ほつれたような感じが面白い。


 



 


最後の作品は以前も紹介したと思うのですが、ふわーとした軽く清楚な感じがいい。



たてわく:立涌と書き、水蒸気が立ち昇る様子を表した伝統的にめでたい模様のひとつ。

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東京国立博物館 小袖、間着、打掛(2011年1月9日撮影)

2011年07月11日 | アート 衣装

7月8日に江戸時代の夜着を紹介したので、今回は女性の華やかな衣装を紹介します。
手の込んだつくりで、デザインがいいですね。 





ブルーの色が渋くていい。





 



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東京国立博物館 夜着(2011年1月9日撮影)

2011年07月08日 | アート 衣装

夜着というのは、江戸時代は掛け布団のことなんですね。 布団といえば敷き布団のことで、掛け布団というのは江戸時代も後期の頃からとか。 
吉祥模様でデザインされた夜着は美術的にも素晴らしい。  火事とかの異変で家を出るときも、夜着を羽織ればいいから合理的だ。  






でも、このような夜着は、裕福な人のもので、一般庶民は簡素な夜着で寝ていたのでしょう。

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