2014年7月12日。
《ここは中国湖南省の省都、長沙。僕はある知人の招待でこの街にやって来たのだが・・・ここで得たものはあまりに大きかった!!!》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d0/f3c0151209d1daddbc0ee78c61a07a6b.jpg)
「藤本くん、世界を旅しているんだってね。ビックリしたよ!そしたらぜひ中国に来る際には長沙にも来てよ!」
そう声を掛けて下さったのは、かつて極真会館総本部道場でお世話になっていた堀尾先輩である。堀尾先輩は現在湖南省長沙市にある「湖南師範大学」で日本語を教えており、既に中国の滞在は4年になるという。
堀尾先輩が声を掛けて下さったのは、もうずいぶんと前のことだ。恐らく数ヶ月も前のことになると思う。僕はその時から「中国の行く時は絶対に長沙に行く!」と決めていた。
のだが・・・ごめんなさい!僕の旅の予定が色々と変更になってしまって、中国への到着がずいぶんと遅くなってしまいました・・・。色々と準備をして下さっていたのに、本当にご迷惑をおかけ致しました。申し訳ないです・・・。
しかも本当は大学内の授業で講義もさせていただく予定でした。しかし僕の到着の遅れ等諸々の事情があり、それも叶わなくなってしまいました。本当に残念・・・ですが、必ず次の機会に・・・!
※日本人留学生に容赦なく上段回し蹴りを道端で喰らわす堀尾先輩(笑)。恐ろしいですわ・・・(笑)!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/02/f7ee106c1e6e2479c9af9a7fb82406e3.jpg)
ということでようやく長沙に辿り着いた僕。実は堀尾先輩とお会いするのはなんと10年以上振りなのだ。一緒に稽古をさせていただいていた時のことはよく覚えているが、本当に久しぶりの対面である。頻繁にメールで連絡を取っていたとはいえ、少しだけ緊張もしていた。
結論から言います。僕は堀尾先輩の熱さと男気に完全に圧倒されました。
堀尾先輩の中国での生活、意識の高さ、その実践など・・・本当に多くの刺激を受けまくった。本当はいつものようにQ&A方式でまとめていこうと思ったのだが、あまりに多くのことを話し過ぎたので、どうまとめたらいいのか分からず・・・。ということで、僕が堀尾先輩の話を聞いていて「おおお!」と心に刺さった言葉を挙げながら、今回のブログをまとめていこうと思います。よろしくお願い致します~!
※湖南師範大学で日本語を学ぶ学生、寧寧(ニンニン)ちゃんとお勉強!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/63/cbf45de54d7e0a414855bb7a1caebd12.jpg)
刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,1『自分を厳しい環境に置こうと思った。だから中国を選んだんだ。』
「自分を厳しい環境に置く」というのはよく聞く表現であり、それなりに実践している人も少なくないであろう。しかし、それで中国という国に渡り、奮闘し続ける肉体的パワーと精神力・・・。本当にすごいと思う!
堀尾先輩曰く「反日的な要素もあり、日本人にとって最も生活しづらいかもしれない中国だからこそ、俺は選んだんだ。」ということなのだ。そしてお話を伺っていると、随所にその「本気さ」が現れていた。
目的は「ただ日本語を教えるだけではない」という。こういう時代だからこそ、日本語を学ぶ中国人の大切な役割、そして逆に中国語を学びに来る日本人の大切な役割がある。それを意識してほしい。それを伝えたいと、熱くおっしゃっていた。
僕は正直ビックリした。「堀尾先輩ってこんなにすごい人だったんだ!」と、失礼ながらに思わされてしまった。何がすごいって、とにかくマジ!本気!日本語教師という立場を通して、真剣に日中関係を考える男の背中がそこにはあった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/47/1856cc29764e080cc1c0b8dcc1ae923c.jpg)
さらに堀尾先輩は湖南師範大学で極真空手部も創設し、日々稽古に当たっているという。それもマジで!本気で!道場生をボコボコにしてしまう時もあるらしい。う~ん、まさに極真!夜遅くまで(いや、朝までかな)一緒に飲んだ日も必ず朝から稽古をするその姿・・・。もう僕は圧倒されっぱなしだった。あ、ちなみに堕落した僕はそのまま爆睡でございました・・・。
※初体験!カッピングという按摩(マッサージ)に連れていってもらいました~!すごいですよね?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e2/61a49e6bd89e214b937d08e2ed67b802.jpg)
刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,2『あの時はね、日本人ってバレたらマジでヤバかったよ。』
あれは2012年のことだったという。
中国で大規模な反日デモが発生した。きっかけは尖閣諸島の国有化問題。この政策の是非はここでは置いておくが、いずれにしても中国にとっては許し難い政策であったわけだ。
僕はこの時の様子を語る堀尾先輩の話に釘付けになった。とにかくヤバかったというのだ。うっかり日本人だとバレようものなら「ええ?ここに日本人がいる・・・!」となり、身の危険さえ感じたという。
「ああ。これがリアルな反日の姿なのか・・・。」と、僕は感じた。
バスを降りた時に「尖閣は中国のものだ!」と叫ぶ人もいたそうである。そして長沙市内にある日系デパート「平和堂」はその怒りの矛先が向けられ、完全にに破壊されてしまった。それは見るも無残な様子だったという。
なぜ僕がこの言葉に刺さったのか?そのまま読めば大したことのない発言に聞こえるかもしれない。
しかし僕には刺さった。なぜなら、世界中どこに行っても「日本人だとバレたらヤバイ」という場所などなかったからだ。
むしろその逆なのだ。日本人と分かると歓迎してくれたりとても親切に接してくれたりする国がほとんどで、「I’m Japanese」と堂々と言えない国などなかった。しかしこの国は違う。それについてはまた論点が異なるのでここではさて置き・・・なのだが、日本人ということで引け目を感じてしまう国は本当に全くなかった。だからこそ、この堀尾先輩のお話には刺さるものがあった。
自分の祖国を悪く言われて気分の良い人なんているはずがない、普通は。しかしこの国で生きるということは、その強烈なストレスと共に生活しなければいけない。
普段日本で生きてきた僕にとって、それは非常に考えさせられる内容だったのだ。
※夜の長沙の街を徘徊する私たち・・・(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/96/b38f0f411f7cae3ff124a5459131fb22.jpg)
刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,3『日本の人たちにはとにかく現実を見てほしい。こういう国がすぐ隣にあるということを!』
これはハッキリ言って、良くも悪くも中国を脅威とする発言である。
堀尾先輩もおっしゃるし僕自身もそう感じるし、とにかくこの中国という国は・・・そうですね、すごいんですよ!尋常ないことがたくさんあるんです。
と、こういう言い方をしてみても全然伝わりませんよね。でも、ここではあえてこの含みを持った発言だけにしたいと思います。
「こんな国がすぐ隣にあるということを日本人は真剣に知らなければいけない。日本の常識なんて全く通じないことも理解しないといけない。そしてすぐ隣にある以上、さらにはこれほどまでに経済的にも政治的にも結び付きが強くなっている以上、この国とのお付き合いは避けられないということも認識しなければいけないと僕は思うんだよね。」堀尾先輩はこうおっしゃっていた。
堀尾先輩と僕はこの機会に、嫌と言うほど対中関係について話をさせていただいた。実際に長期間中国に住んでいる堀尾先輩のお話にはリアリティがあり、また危機感もあり、聞いていて本当に勉強になった。
こういう話をしていれば、当然出てくるのが最近話題になっている集団的自衛権の問題。もちろんこれについても色々と話をさせていただいた。
堀尾先輩と僕の考えは基本的に一致していた。そして僕はここで「僕らはこういう意見でしたよ~」などと言うつもりはない。でも、堀尾先輩と僕の考え方において根底で一致していたものがある。それは「現実主義」ということだ。
外交や政治、あるいは経済においては、ファンタジーの世界で話をしても意味がない。リアルな議論をしなければただの時間の無駄である。
もちろん堀尾先輩も僕も政治の専門家ではないし、神様でもない。何が本当に正しいのかなんて分からない。だけど、現実に沿わない政治的議論は無意味だと思っている。
だからこそ、堀尾先輩の熱い言葉が心に刺さった。「現実を見ろ!」そして、僕自身もそれなりに中国を見てきたからこそ、心に刺さった。「こういう国がすぐ隣にあるということを認識しなければいけない!」
それを踏まえれば、この中国という国とどのように付き合っていけばいいのかが自ずと見えてくる。
※脚の裏を掃除してもらって、リラックスしまくりの堀尾先輩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/16/3ad4645d2a0af877421a7a5a8034587c.jpg)
8年前、僕はチベットから上海まで中国を横断した。そして今回は新疆ウイグル自治区からスタートして中国を再び横断中である。期間にしてみれば短いものであるが、それでもこの国の脅威、特殊性、エネルギッシュさは嫌と言うほどに感じる。
「僕たちは間違いなく、この国のことをもっと知らなくてはいけない。」堀尾先輩のお話から、そんなメッセージがひしひしと伝わってきた。
というわけで、僕が勝手に感じた『刺さったぜ、堀尾先輩語録!』を真面目に(?)まとめてみました!最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました!
そして話は全く変わるのですが、実は僕、堀尾先輩に2千万回くらい土下座でお礼をしなければいけないんです・・・。
長沙に滞在中、食事から酒から交通費から何から何まで、全てを堀尾先輩が出して下さったんです。そして毎回毎回気を遣っていただいて、これまでに僕が食べたことのないような中華料理のお店に連れて行って下さり・・・。それもみんな安くないんですよ!それなのに堀尾先輩は「いいからいいから!」とだけおっしゃり、僕に色んな中華料理をご馳走して下さいました。
※日本人留学生の子と一緒に・・・。この鍋も美味かった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/07/a19eb2cdaefb1805c63363143aff70f9.jpg)
※こいつもたまらんかった!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a3/861b895dc560f52f4f4a13e770e14326.jpg)
※湖南省名物、臭豆腐。意外に美味かったですよ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/4b/02e36980fda250b60571f8397dec1798.jpg)
※もう何料理だか忘れてしまいました・・・。でも美味かったのは間違いない!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ac/3729baff232d00a1da4304599537a2cf.jpg)
もう本当に感謝×100でございます。堀尾先輩、本当にありがとうございました!長沙に行けて本当に良かったです!遅くなってしまって当初の予定通りにいかなかったのが本当に心残りで申し訳ないのですが、近いうちに必ずまた中国に参ります!
そしてもうすぐ活動の場を南京に移されるそうですが、本当に心の底からご活躍をお祈りしております!さらには近い将来、中国と日本を結んで一緒に活動できたらな~と、勝手に妄想しております(笑)!
僕が長沙に滞在したのは6日間。この旅の最後の最後に忘れられない素晴らしい経験をすることが出来ました。ご多忙の中僕などのために毎日お時間を割いて下さり、本当にありがとうございました!
中国か日本で、またお会いできますことを楽しみにしております、押忍!
2014年7月12日。波の音が止むことなく響き続ける、海南島南部の街、三亜の安宿にて。
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「藤本くん、世界を旅しているんだってね。ビックリしたよ!そしたらぜひ中国に来る際には長沙にも来てよ!」
そう声を掛けて下さったのは、かつて極真会館総本部道場でお世話になっていた堀尾先輩である。堀尾先輩は現在湖南省長沙市にある「湖南師範大学」で日本語を教えており、既に中国の滞在は4年になるという。
堀尾先輩が声を掛けて下さったのは、もうずいぶんと前のことだ。恐らく数ヶ月も前のことになると思う。僕はその時から「中国の行く時は絶対に長沙に行く!」と決めていた。
のだが・・・ごめんなさい!僕の旅の予定が色々と変更になってしまって、中国への到着がずいぶんと遅くなってしまいました・・・。色々と準備をして下さっていたのに、本当にご迷惑をおかけ致しました。申し訳ないです・・・。
しかも本当は大学内の授業で講義もさせていただく予定でした。しかし僕の到着の遅れ等諸々の事情があり、それも叶わなくなってしまいました。本当に残念・・・ですが、必ず次の機会に・・・!
※日本人留学生に容赦なく上段回し蹴りを道端で喰らわす堀尾先輩(笑)。恐ろしいですわ・・・(笑)!
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ということでようやく長沙に辿り着いた僕。実は堀尾先輩とお会いするのはなんと10年以上振りなのだ。一緒に稽古をさせていただいていた時のことはよく覚えているが、本当に久しぶりの対面である。頻繁にメールで連絡を取っていたとはいえ、少しだけ緊張もしていた。
結論から言います。僕は堀尾先輩の熱さと男気に完全に圧倒されました。
堀尾先輩の中国での生活、意識の高さ、その実践など・・・本当に多くの刺激を受けまくった。本当はいつものようにQ&A方式でまとめていこうと思ったのだが、あまりに多くのことを話し過ぎたので、どうまとめたらいいのか分からず・・・。ということで、僕が堀尾先輩の話を聞いていて「おおお!」と心に刺さった言葉を挙げながら、今回のブログをまとめていこうと思います。よろしくお願い致します~!
※湖南師範大学で日本語を学ぶ学生、寧寧(ニンニン)ちゃんとお勉強!
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刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,1『自分を厳しい環境に置こうと思った。だから中国を選んだんだ。』
「自分を厳しい環境に置く」というのはよく聞く表現であり、それなりに実践している人も少なくないであろう。しかし、それで中国という国に渡り、奮闘し続ける肉体的パワーと精神力・・・。本当にすごいと思う!
堀尾先輩曰く「反日的な要素もあり、日本人にとって最も生活しづらいかもしれない中国だからこそ、俺は選んだんだ。」ということなのだ。そしてお話を伺っていると、随所にその「本気さ」が現れていた。
目的は「ただ日本語を教えるだけではない」という。こういう時代だからこそ、日本語を学ぶ中国人の大切な役割、そして逆に中国語を学びに来る日本人の大切な役割がある。それを意識してほしい。それを伝えたいと、熱くおっしゃっていた。
僕は正直ビックリした。「堀尾先輩ってこんなにすごい人だったんだ!」と、失礼ながらに思わされてしまった。何がすごいって、とにかくマジ!本気!日本語教師という立場を通して、真剣に日中関係を考える男の背中がそこにはあった!
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さらに堀尾先輩は湖南師範大学で極真空手部も創設し、日々稽古に当たっているという。それもマジで!本気で!道場生をボコボコにしてしまう時もあるらしい。う~ん、まさに極真!夜遅くまで(いや、朝までかな)一緒に飲んだ日も必ず朝から稽古をするその姿・・・。もう僕は圧倒されっぱなしだった。あ、ちなみに堕落した僕はそのまま爆睡でございました・・・。
※初体験!カッピングという按摩(マッサージ)に連れていってもらいました~!すごいですよね?
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刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,2『あの時はね、日本人ってバレたらマジでヤバかったよ。』
あれは2012年のことだったという。
中国で大規模な反日デモが発生した。きっかけは尖閣諸島の国有化問題。この政策の是非はここでは置いておくが、いずれにしても中国にとっては許し難い政策であったわけだ。
僕はこの時の様子を語る堀尾先輩の話に釘付けになった。とにかくヤバかったというのだ。うっかり日本人だとバレようものなら「ええ?ここに日本人がいる・・・!」となり、身の危険さえ感じたという。
「ああ。これがリアルな反日の姿なのか・・・。」と、僕は感じた。
バスを降りた時に「尖閣は中国のものだ!」と叫ぶ人もいたそうである。そして長沙市内にある日系デパート「平和堂」はその怒りの矛先が向けられ、完全にに破壊されてしまった。それは見るも無残な様子だったという。
なぜ僕がこの言葉に刺さったのか?そのまま読めば大したことのない発言に聞こえるかもしれない。
しかし僕には刺さった。なぜなら、世界中どこに行っても「日本人だとバレたらヤバイ」という場所などなかったからだ。
むしろその逆なのだ。日本人と分かると歓迎してくれたりとても親切に接してくれたりする国がほとんどで、「I’m Japanese」と堂々と言えない国などなかった。しかしこの国は違う。それについてはまた論点が異なるのでここではさて置き・・・なのだが、日本人ということで引け目を感じてしまう国は本当に全くなかった。だからこそ、この堀尾先輩のお話には刺さるものがあった。
自分の祖国を悪く言われて気分の良い人なんているはずがない、普通は。しかしこの国で生きるということは、その強烈なストレスと共に生活しなければいけない。
普段日本で生きてきた僕にとって、それは非常に考えさせられる内容だったのだ。
※夜の長沙の街を徘徊する私たち・・・(笑)。
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刺さったぜ、堀尾先輩語録!NO,3『日本の人たちにはとにかく現実を見てほしい。こういう国がすぐ隣にあるということを!』
これはハッキリ言って、良くも悪くも中国を脅威とする発言である。
堀尾先輩もおっしゃるし僕自身もそう感じるし、とにかくこの中国という国は・・・そうですね、すごいんですよ!尋常ないことがたくさんあるんです。
と、こういう言い方をしてみても全然伝わりませんよね。でも、ここではあえてこの含みを持った発言だけにしたいと思います。
「こんな国がすぐ隣にあるということを日本人は真剣に知らなければいけない。日本の常識なんて全く通じないことも理解しないといけない。そしてすぐ隣にある以上、さらにはこれほどまでに経済的にも政治的にも結び付きが強くなっている以上、この国とのお付き合いは避けられないということも認識しなければいけないと僕は思うんだよね。」堀尾先輩はこうおっしゃっていた。
堀尾先輩と僕はこの機会に、嫌と言うほど対中関係について話をさせていただいた。実際に長期間中国に住んでいる堀尾先輩のお話にはリアリティがあり、また危機感もあり、聞いていて本当に勉強になった。
こういう話をしていれば、当然出てくるのが最近話題になっている集団的自衛権の問題。もちろんこれについても色々と話をさせていただいた。
堀尾先輩と僕の考えは基本的に一致していた。そして僕はここで「僕らはこういう意見でしたよ~」などと言うつもりはない。でも、堀尾先輩と僕の考え方において根底で一致していたものがある。それは「現実主義」ということだ。
外交や政治、あるいは経済においては、ファンタジーの世界で話をしても意味がない。リアルな議論をしなければただの時間の無駄である。
もちろん堀尾先輩も僕も政治の専門家ではないし、神様でもない。何が本当に正しいのかなんて分からない。だけど、現実に沿わない政治的議論は無意味だと思っている。
だからこそ、堀尾先輩の熱い言葉が心に刺さった。「現実を見ろ!」そして、僕自身もそれなりに中国を見てきたからこそ、心に刺さった。「こういう国がすぐ隣にあるということを認識しなければいけない!」
それを踏まえれば、この中国という国とどのように付き合っていけばいいのかが自ずと見えてくる。
※脚の裏を掃除してもらって、リラックスしまくりの堀尾先輩。
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8年前、僕はチベットから上海まで中国を横断した。そして今回は新疆ウイグル自治区からスタートして中国を再び横断中である。期間にしてみれば短いものであるが、それでもこの国の脅威、特殊性、エネルギッシュさは嫌と言うほどに感じる。
「僕たちは間違いなく、この国のことをもっと知らなくてはいけない。」堀尾先輩のお話から、そんなメッセージがひしひしと伝わってきた。
というわけで、僕が勝手に感じた『刺さったぜ、堀尾先輩語録!』を真面目に(?)まとめてみました!最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました!
そして話は全く変わるのですが、実は僕、堀尾先輩に2千万回くらい土下座でお礼をしなければいけないんです・・・。
長沙に滞在中、食事から酒から交通費から何から何まで、全てを堀尾先輩が出して下さったんです。そして毎回毎回気を遣っていただいて、これまでに僕が食べたことのないような中華料理のお店に連れて行って下さり・・・。それもみんな安くないんですよ!それなのに堀尾先輩は「いいからいいから!」とだけおっしゃり、僕に色んな中華料理をご馳走して下さいました。
※日本人留学生の子と一緒に・・・。この鍋も美味かった!
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※こいつもたまらんかった!!!
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※湖南省名物、臭豆腐。意外に美味かったですよ~!
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※もう何料理だか忘れてしまいました・・・。でも美味かったのは間違いない!
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もう本当に感謝×100でございます。堀尾先輩、本当にありがとうございました!長沙に行けて本当に良かったです!遅くなってしまって当初の予定通りにいかなかったのが本当に心残りで申し訳ないのですが、近いうちに必ずまた中国に参ります!
そしてもうすぐ活動の場を南京に移されるそうですが、本当に心の底からご活躍をお祈りしております!さらには近い将来、中国と日本を結んで一緒に活動できたらな~と、勝手に妄想しております(笑)!
僕が長沙に滞在したのは6日間。この旅の最後の最後に忘れられない素晴らしい経験をすることが出来ました。ご多忙の中僕などのために毎日お時間を割いて下さり、本当にありがとうございました!
中国か日本で、またお会いできますことを楽しみにしております、押忍!
2014年7月12日。波の音が止むことなく響き続ける、海南島南部の街、三亜の安宿にて。
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