2014年4月15日。
※ドブロヴニクのバスターミナル。このターミナルの近くの安宿で、不思議な現象は起こったのだ。
《この話、マジでリアルです。大した話ではないのかもしれませんが、僕にとっては超常現象でした。どうぞ最後までお読み下さい・・・!》
そう、あれはクロアチアのドブロヴニクという街での出来事だった。
南アフリカのケープタウンで出会った旅仲間が、僕のフェイスブックの投稿にコメントしてくれた。「明日からしばらく雨らしいですよ~」と。僕はその投稿に「青空っていいですね!」と投稿していたので、内心「なに~!そんなこと書いた途端に雨かい~!」と思っていた。それは、不思議体験の前日の夜だった。
その夜、僕は何事もなく床についた。
朝。なんと僕の眼を覚ましてくれたのは、雷の音だった。僕は昨夜の旅仲間のコメントを覚えていたので、動揺することなく素直に凹んだ(笑)。しかもただの雨ならず、雷までガンガン鳴っているとは・・・。しかもかなりの土砂降りだ。さすがにちょっとテンションが落ちた。
そしてその時僕に、不思議な現象が起きたのだ。
僕はドミトリーの部屋に泊まっていたのだが、ラッキーなことに僕しか宿泊客がいなかったので、シングルルーム状態だった。僕は窓を開け外の様子を見て、薄暗い空に向かって語り掛けた。
「マジか~、雷は勘弁してくれよ~。今日はこれからボスニア・ヘルツェゴビナに移動なのに。Iさん(その旅仲間)の言う通りじゃないかよ~!晴れてくれよ~!」
と言ったところで変化が起きるはずもない。僕は身支度を整え、いつでも出発できるよう準備をしようとした。
するとだ。
これ、マジで作り話じゃないですからね。
ふと、ピタリと雨の音が止んだ。スーッと何かが引いていくように、先ほどまでバシャバシャ音を立てて降っていた雨が、突然静かになったのだ。
「お、一気に雨が止んだのかな?それはラッキーじゃねぇか俺!」
そのくらいにしか思わなかった、その時は。
窓から外を覗くと、上手いこと雲の切れ間に入っているように見えた。遠くには太陽の光も見える。僕は思った。
「どうせなら、このまま晴れてくんね~かなー。昨日フェイスブックで青空トークを書いたばっかりなのに。」
そんなことを考えながら、僕は再び荷物のパッキングを始めた。
するとだ。
ふぁっと、窓から光が差し込んできた。
雲から太陽が出てくるにはあまりに早いスピードだったと思う。その光は快晴の日の空の太陽にように、力強く輝いていた。
「おお、マジか!一気に晴れやがったか!なんか俺すげぇラッキーじゃん!」
くらいに一瞬思った。
数分だっただろうか、正確な時間は分からない。しばらくの間、その光は部屋に差し込み、やがて再び曇り空の様相へと変わっていった。
「あ~あ、また雲に隠れちまったか。そう上手くはいかないよね~。」
くらいに考えたあと・・・
僕はハッとした。
「違う、今の光が太陽のわけがない!」
そんなはずはないのだ。あの差し込んだ光が太陽であるはずがないのだ。
何故なら、その窓は西向きだからだ!
間違いない、なんたって昨日の夕方、窓から海に沈む夕日を見ながら1人ビールを飲んでいたのだから・・・!
結構な明るさの光だった。
車のヘッドライト?有り得ない。その宿の通りの向こうは、港なのだから。
何らかの船のライト?それも有り得ない。なぜ船のライトが数分間に渡って僕の部屋を照らすのか?それに最初窓から外を覗いたとき、そんな船なんて存在しなかった。僕はこの目でしっかりと見ている。
マジで鳥肌が立った。
その光は一瞬ではなかった。間違いなく「分単位」で注いでいたと思う。僕はその時、ただ天気が晴れたのだと深く考えなかったのだが、もしあれが太陽だとしたら、西の空からあんなに強く光が差し込むことは絶対に在り得ない。
ということは・・・あれは何だったのか・・・?
神の仕業?仏の所業?それとも・・・UFO・・・?
真相は、分かるはずもない。
ただ1つ言えることは、「在り得ない方角から有り得ない量の光が在り得ない時間に渡って降り注いでいたこと」は確かなのだ。
バスの時間は朝8時。不思議な感覚を抱えつつも、僕は宿を出た。
雨はすっかり上がっており、薄日が差し込むくらいになっていた。
本当に、あの光は何だったのだろう・・・。
僕は全然霊感もないし、不思議な体験など全然したことがない。
あの現象は、これから僕に良いことが起こる前触れなのか?それとも不幸の前兆なのか?
どうせなら、前者を信じたい。そんな思いを心に秘めながら、バスはボスニア・ヘルツェゴビナへと出発した・・・。
2014年4月15日。旅仲間から聞いていた通り、とっても素晴らしいモスタルの安宿にて。
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※ドブロヴニクのバスターミナル。このターミナルの近くの安宿で、不思議な現象は起こったのだ。
《この話、マジでリアルです。大した話ではないのかもしれませんが、僕にとっては超常現象でした。どうぞ最後までお読み下さい・・・!》
そう、あれはクロアチアのドブロヴニクという街での出来事だった。
南アフリカのケープタウンで出会った旅仲間が、僕のフェイスブックの投稿にコメントしてくれた。「明日からしばらく雨らしいですよ~」と。僕はその投稿に「青空っていいですね!」と投稿していたので、内心「なに~!そんなこと書いた途端に雨かい~!」と思っていた。それは、不思議体験の前日の夜だった。
その夜、僕は何事もなく床についた。
朝。なんと僕の眼を覚ましてくれたのは、雷の音だった。僕は昨夜の旅仲間のコメントを覚えていたので、動揺することなく素直に凹んだ(笑)。しかもただの雨ならず、雷までガンガン鳴っているとは・・・。しかもかなりの土砂降りだ。さすがにちょっとテンションが落ちた。
そしてその時僕に、不思議な現象が起きたのだ。
僕はドミトリーの部屋に泊まっていたのだが、ラッキーなことに僕しか宿泊客がいなかったので、シングルルーム状態だった。僕は窓を開け外の様子を見て、薄暗い空に向かって語り掛けた。
「マジか~、雷は勘弁してくれよ~。今日はこれからボスニア・ヘルツェゴビナに移動なのに。Iさん(その旅仲間)の言う通りじゃないかよ~!晴れてくれよ~!」
と言ったところで変化が起きるはずもない。僕は身支度を整え、いつでも出発できるよう準備をしようとした。
するとだ。
これ、マジで作り話じゃないですからね。
ふと、ピタリと雨の音が止んだ。スーッと何かが引いていくように、先ほどまでバシャバシャ音を立てて降っていた雨が、突然静かになったのだ。
「お、一気に雨が止んだのかな?それはラッキーじゃねぇか俺!」
そのくらいにしか思わなかった、その時は。
窓から外を覗くと、上手いこと雲の切れ間に入っているように見えた。遠くには太陽の光も見える。僕は思った。
「どうせなら、このまま晴れてくんね~かなー。昨日フェイスブックで青空トークを書いたばっかりなのに。」
そんなことを考えながら、僕は再び荷物のパッキングを始めた。
するとだ。
ふぁっと、窓から光が差し込んできた。
雲から太陽が出てくるにはあまりに早いスピードだったと思う。その光は快晴の日の空の太陽にように、力強く輝いていた。
「おお、マジか!一気に晴れやがったか!なんか俺すげぇラッキーじゃん!」
くらいに一瞬思った。
数分だっただろうか、正確な時間は分からない。しばらくの間、その光は部屋に差し込み、やがて再び曇り空の様相へと変わっていった。
「あ~あ、また雲に隠れちまったか。そう上手くはいかないよね~。」
くらいに考えたあと・・・
僕はハッとした。
「違う、今の光が太陽のわけがない!」
そんなはずはないのだ。あの差し込んだ光が太陽であるはずがないのだ。
何故なら、その窓は西向きだからだ!
間違いない、なんたって昨日の夕方、窓から海に沈む夕日を見ながら1人ビールを飲んでいたのだから・・・!
結構な明るさの光だった。
車のヘッドライト?有り得ない。その宿の通りの向こうは、港なのだから。
何らかの船のライト?それも有り得ない。なぜ船のライトが数分間に渡って僕の部屋を照らすのか?それに最初窓から外を覗いたとき、そんな船なんて存在しなかった。僕はこの目でしっかりと見ている。
マジで鳥肌が立った。
その光は一瞬ではなかった。間違いなく「分単位」で注いでいたと思う。僕はその時、ただ天気が晴れたのだと深く考えなかったのだが、もしあれが太陽だとしたら、西の空からあんなに強く光が差し込むことは絶対に在り得ない。
ということは・・・あれは何だったのか・・・?
神の仕業?仏の所業?それとも・・・UFO・・・?
真相は、分かるはずもない。
ただ1つ言えることは、「在り得ない方角から有り得ない量の光が在り得ない時間に渡って降り注いでいたこと」は確かなのだ。
バスの時間は朝8時。不思議な感覚を抱えつつも、僕は宿を出た。
雨はすっかり上がっており、薄日が差し込むくらいになっていた。
本当に、あの光は何だったのだろう・・・。
僕は全然霊感もないし、不思議な体験など全然したことがない。
あの現象は、これから僕に良いことが起こる前触れなのか?それとも不幸の前兆なのか?
どうせなら、前者を信じたい。そんな思いを心に秘めながら、バスはボスニア・ヘルツェゴビナへと出発した・・・。
2014年4月15日。旅仲間から聞いていた通り、とっても素晴らしいモスタルの安宿にて。
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