ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

振り返る。

2012-02-13 03:58:35 | 日記





春休みに入った。

振り返ると3年生の1年間はとてもじゃないけれど、勉学に励んだとは言えない。

大学に入って一番大学生をやってない1年だったと思う。



それなりにさすがに自分でもまずいとは思っている。

けれど、本当に自分でやばいと心から思っていないからこそこんなことになったのだろうか。

そうなのだろうな。



この春休みで心機一転し、春からしっかり大学生らしく学校に毎日通い、授業に出て勉強をしていこうと思う。

卒論のテーマも早いこと決めて取りかかるもよし。

そんな反省と宣言をここに。








そんな反省はあったものの、この私のハタチの1年を振り返れば、結構大きな1年になった気がしている。

特にとびっきりいいこととかとびっきり嫌なことがあったわけじゃないし、

何か急激な変化をしたようにも見たところ思えないだろうけど、、。





私の中ではおっきな変化があった。




自分はもっとすばらしいやつだと思っていた。

思っていたし、そうでありたいとも思っていた。

面白くて素敵で人に好かれすごい奴なのだと思いたかった。



そういう人になりたい、なろうという想いが募れば募るほど、

自分が全くそういう人ではなくて、むしろその逆の人なのだと思わざるを得なかった。




それは自分が本当にどうしようもないほど、なんにも、なーんにも持ってない奴だと気づいたから。

本当に何にも知らないし、何にも持っていないし、みんなにおんぶにだっこだし、

なんて自分は無力なんだ、というか、どうしようもない人間なんだって思った。





自分がなりたい理想像があって、またそういう人でなければならないという自分勝手なプレッシャーみたいなのもあって。

認められたいとかすごいと思われたいとかそんな想いが大きすぎて、、その気持ちのやり場もなくて、、。


そんな理想の自分と実際の自分との葛藤に悩まされてた。


それは思えばずっと前から感じていたことで、それがハタチになってからが特に感じ始めていたことだった。

多分何か変な焦りというか焦燥みたいなものにかられてそういった気持ちが強くなっていたんだと思う。






それはもっと言えば、どうやって生きていけばいいのかわからない、、

生きるって何?なんで毎日過ごすの?生きてるの?

何に向かって私は生きているの?

何に向かえばいいの?

死にたいとは思わないけど、なんで生きているのかわからないし、

この先どう生きていけばいいのかわらない、とさえ思っていた。




別に情緒不安定とか精神的にどうたらとかでもなくって、

いや、そう思うならそう思ってもいいのだけど、、。

そうかもしれないしね。



けどこういうこと考えたりすることってないかしら。

まぁ、そういうことを考えれば考えるほど何か苦しくて。




誰かからしたら、そんな大げさな、と思うかもしれないけど、

確かに大げさかもしれないけど、本人にとってはやっぱりおっきなことで、

それがずっと心の奥にあったんだ。






けど、そんな葛藤がハタチの夏にぱーっと晴れた。

それはささいなきっかけだったけれど、ある人のことばが私の胸に大きく響いた。




なーんだ、このなーんにもない自分でいいんだ!

私ゼロだけど、このゼロの私でいいんだわ!

このまんまの私でもう既によしとされてる。

もう自分最強じゃん!オッケーなんだわ!!!



その晴れたときの感覚はというと、こんな感じ。

とても清々しかった。





だし、私の知らないことはたっくさんまだまだあるってことに改めて気づいた。

世界は自分が思っている以上に広くて大きくて、

歴史は自分が思っている以上に深くて尊くて、


とにかくそんな世界でもう生きてしまっている自分がいるってこと。





それで自分がもうどうやって生きていこうなんて思っても目の前にはもっと感動するものがいっぱいあること。

それを感じている一瞬の中じゃどう生きていこうなんて思うこともできない。


そういう一瞬を感じながら、どう生きていきたいのか、自分でゆっくり考えたらいいんだなって思った。







あー、とりあえず、私は今からだ。

今から第一歩を踏み出していけばいいんだ。


って、思った。





この気持ちの晴れはとってもとっても大きな変化だった。

それに加えてこのお正月、似たような葛藤を持った幼なじみがまた私と同じこのハタチの夏に世界がファーンと開けたとのことで、


同じときに同じ感覚を同じ年で語り合えたことが何よりの衝撃だった。



本当にあれは衝撃と感動だった。


人間ああいう会話ができるものなのか、と。


これが生きることを楽しくさせるんだ!こういう会話をしたい!もっとできるようになりたい!と思ったな。












長々と書いているけど、これが私にとっての去年の一番の変化です。


私にとってのハタチは学校に対しては本当に不真面目だったけれど、気持ち的にギュイーーンってなったんだよ。


それが嬉しいかな。



けど、付け足すと、そのぱーんと開けたのもつかの間、すーぐ、やっぱ私だめだめだって

へにょ~んてなるんだけどね。


それの繰り返しばっかり。









なんか写真ないかなと思って見つけた。

我ながら、かわいい落書きを書いているなぁと思って。





そんなんで、春休みです。

春がくれば、大学4年生になります。


どんな年にしたいかな、、。


それをゆっくり考えたいと思います。



とりあえず、バイトの毎日です。








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