真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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過去の経験も本気に恋には役立たず?!『らしくない恋』

2009-09-27 | 読了本review
本日はアルルの新刊で

火崎勇さん『らしくない恋』
 経営するバーのバーテンダーに心惹かれる攻様。クールで怜悧な
 彼との関係を大切にして早二年。ある夜、彼の妖艶な一面を目の
 当たりにして、誘われるまま強引に細い体を抱き締めてしまい!?

今回は飲食店をチェーン展開しているやり手社長と
攻様の直営店の看板バーテンダーのお話で
二人の出会いから有る事件を経てまとまるまで

今回の攻様は父の急死に伴い事業を受け継ぎ、
チェーン展開する大手会社へと成長させたやり手の社長。

攻様は幼少期から父のキャバレーに連れていかれた為
女の裏も表も知り尽くしてしまい、
きままな恋愛を男性と楽しむ事が多い男になりましたが
そんな攻様の恋愛観を変えたのが今回の受様

受様は専前の勤め先が業種替えをした為、
老バーテンが雇い入れたバーテンで、
ほっそりとした容姿で仕草も優美な青年。

見た目だけでも攻様の好みのタイプでしたが
頭も良く話してみると苦労も努力も知っる受様の存在で
すっかり居心地の良くなったバーに通ううちに
いつしか本気で彼にのめりこむようになる攻様。

らしくもない純愛に耽って二年、
攻様はそろそろ鑑賞しているだけの日々に限界を感じ
どう告白したものかと悩んでいた矢先、
受様が店の裏手で美女と話をしている現場に遭遇

受様を下の名前で呼び
別れ際に抱きしめて額にキスしている二人は
どう見ても恋人同士にしか見えません。

思っていた以上に衝撃を受けた攻様は
受様の働くバーから足が遠のきますが、
仕事相手の女性とともにバーに向かう事となり

攻様を見た受様の反応とは?
そして二人の関係は進展するのでしょうか?

火崎勇さんのお話では
俺様タイプの攻様が事を強引に進めてというお話が多く、
本作の攻様も
ホントはかなり強引で俺様なタイプかと思われますが、
本作は受様に本気になったが故に下手に手を出せなくて
グルグルする様子が楽しいお話でした

実は両想いだった二人ですが
受様の姉と弟の存在を知らなかった攻様は
二人の存在をそれぞれ誤解して嫉妬した事から
二人の間に波風が立って…という展開の本作。

俺様な男でも本気の恋の前ではヘタレてしまうのねと
まとまった後ならほのぼの要素も

次の火崎勇作品は週明けのショコラ。
こちらも楽しみにしています

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