本日はビーンズで
清家未森さん『身代わり伯爵の花嫁修業III 禁断の恋の手記』
体力勝負で花嫁修業を乗り切ろうとするミレーユについに最後の試験となります。
今回の課題は公都で話題となっている禁断の恋が綴られたベストセラー手記の
作者を探すこと。何とこの手記はミレーユへの恋心を綴ったものらしいのです!!
葬礼の儀と婚約式が近づき、多忙を極めるリヒャルトですが
夜も大好きだった人々が倒れる悪夢に捕らわれていました。
ミレーユも彼の様子を気にはなるものの
本人にはやんわり否定されてしまった上に
太后に呼び出されて最終課題を出されてしまい、
それどころでは無くなってしまいます。
太后によると
富裕階級の醜聞を脚色して出している会社が
定期的に発行しているある恋の手記が
公都で大流行りらしいのですが
その内容というのが高貴なる女性を思って
綴った恋文のらしいと言うのです
しかもその高貴な女性は
貴族の娘らしくなく奔放な奇行をしていて
誰が読んでも正にミレーユの事のよう
しかし現在のミレーユは宮殿の奥深くに暮らしていて
彼女の日常を知る者はごく親しい人達ばかりのはず
いったい誰がコレを書いたのか
再び男装して作者を探すミレーユですが
作者は意外な人物で・・・
巻が進む度に
ラブコメ路線から離れていくけど面白いから
まぁ良いか的な本シリーズ
本巻も主役2人を中心に
兄や父や弟や従兄弟や祖母や侍女や
第五騎士団の面々までテンヤワンヤな展開です
男装姿で宮殿内を探索するミレーユに
リヒャルトとよく似た顔をもつ従兄弟がちょっかいを出してきたり、
謀反を企んだ兄に接触していたゲイル絡みで
フレッドが罠にかかったり、
元愛妾候補だった女官候補生が
大公の側近に恋をしていたり、
大量の武器が行方不明になっていたり
と色々と問題が山積みなので、
多数のキャラが個々に動いていて
読み終えた後も何か取りこぼしが有りそうな感じが
とにかく今回でやっと婚約式までたどり着いたので
次回からはまた新章の様ですので
シリアス面がまた強くなりそうです。
全プレでのマメ本も結構楽しみです