当該農道は構造的に問題がある。依って、其れが接道義務者の住宅地の経済的価値に及ぼす影響は大きい。
構造的な問題を解決する方法として心理的安心感が果す役割は大きい。元々、本件の接道化は法的必然として農道の儘では接道は成り立たない前提で進められたものであり、現在の法制化での接道の農道化は、接道沿線の住宅地としての経済的及び利用的価値は下がるのである。
処で、現在当該接道が抱える構造的問題は、圃場から2m上の接道の法面の勾配と接道の其の高さからの転落防止である。後者には転落防止冊の設置は管理者の意向次第で必然と成ろうが、法面の勾配は道路法に依る法面勾配の基準を逸脱してる。然し、法面の耐力は、法面の勾配以外での作用を駆使して決まるものであり、更に過去何年持ち堪えた実績も経験値として配慮すべきものである。此の法面は、年を追って多少高さも形も変わって来たものではあるが、少なくとも45年以上、途中、震災や二度もの大水害をも経験をし、補修しつヽも持ち堪たえて来たのであり、構造学的に総点検をしてより頑丈に補修することで事足りると思う。孰れ土質構造物には定期点検は配慮すべきであり、住宅地住民と利用者の命と身体を護るのは、行政の責務でもある。無論此れ等には、当該工事関係機関総て関与する義務が有る。
以上
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