職人の技量は客に何れ程満足して貰うかに掛かる。弟子には視て覚えさすのは、職人が作ったものは客に引き渡すからである。半端物は客には渡せ無い。
視て覚え指す間に親方や兄弟子は仕事に専念出来る。必然、技も磨け、客により良いものを提供出来る。
視て覚える弟子は、親方や兄弟子の技を盗めると同時に、忍耐力も養える。何時かは自分も一端の職人として親方に成る為には、櫛風沐雨の長い下積みが在ってこそ人間的にも完成出来、万事高みを目指せるのだ。
安直は一生を薄っぺらのものにして仕舞うのだ。
手取り足取り教えたられた技術は、他人の「知識」を学んだだけで、己のもの造の独創性も工夫も得られ無い。
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