魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【グローバル化の初源の言い訳は『資源の有効活用と適正配分』であった】

2021-07-27 11:08:23 | 先ずは安定社会が一番

グローバル化の初源の言い訳は『資源の有効活用と適正配分』であった

 グローバル化の初源は、国家の縛りから脱したい大企業が国際経済経済でより優位に活動する為に編み出したもので、国籍無用の無国籍業が偶さか逆に国家権力に連携を諮って国家独占資本主義という限定的利益共有関係を結んだ。
 抑々、総ての団体には構成員が団体の目的を実現させる協働意識が必要であり、其れには人々の結び付き、人間社会で言えば「社会的紐帯」が無ければ協働意識は醸成され無い。
 「『社会的紐帯』とは、米国の社会学者 F.H.ギディングズが『社会学原理』 (1896) で用いた概念。概念的規定としては必ずしも明確なものではないが,一定の集団,社会内の成員に共通するものはすべて成員を結合させる紐帯であるとする。たとえば『共同社会』でいえば血縁,地縁が,また『利益社会』についていえば類似性,利害の共有などがそれである。また高田保馬は『積極的紐帯』と『消極的紐帯』とを区別しており,前者は諸個人が自発的に結合しようとして生じる結合,紐帯を意味し,後者は成員が好むと好まざるとに関わらず,外部から強制された結果生じる結合,紐帯をさす。」出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
 雅に、グローバル化に依って強要されたのが、「消極的紐帯」である。戦時や自然災害や質の悪い疫病の蔓延時の様な災禍に見舞われた以外の平時の国家の最大の役割は国内経済の為の関税交渉等諸外国との外交交渉である。グローバル化は国家が果たすべき平時に重要な外交交渉の多くを免らせる。資源の有効活用と其の配分の適正配分を目指している筈のグローバル化に依って生まれたTPPは完全零を目指すものである。
 要するにグローバル化と同義のトランスナショナル化は,南北の格差を拡大した。今日の日本社会に於いて此れに依って,日本企業の対外進出や海外商品の大量の流入として受け止められてる様に,此れは,無国籍企業が,殆一般市民の制御を受けること無く政治屋と組んで,推進して来たという傾向が強い。一方,トランスナショナル化の影響は市民の身の回り深く浸透し,日本の市民が消費している食糧や衣料やエネルギーは原料の大半を海外に仰ぐ迄になっていて、食料需給率さえ危険状態に曝されている。
 
過疎地域自立促進特別措置法
過疎化対策は、グローバル化に依って国地方の醜く成って終った日本の自立と共助の精神を育む的制度改革無しに完遂されることは無い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿