「日本」と言う国が始まったのは、「天皇」が此の国を収めてからである。其処から我等日本民族も誕生した。其れ迄の日本列島は多種族が争い覇権を競っていた。
争い事は人の世にとって、建設的なもので無い。其処で、各部族が矛を収める手立てとして、各部族を纏める党領を決めて其れに従うことにした。此れが「天皇」である。そして、多種族の各部族は、「日本民族」として統合された。
よって、天皇は其の起源からして覇者では無いのである。其処に我が日本民族の天皇に対する敬慕の原点を見出せる。
天皇が、我が民族を一家として纏める象徴としてずっと存在し続けて来られたのは、生臭い為政から離れて為政の上に存在させ、「我が民族の統合の象徴」として存在させたいと言う日本民族の決意が原点に在ったからではないか?
日本民族は「自身が生きる戒め」として、天皇を仰ぎ視て来たのであり、「日本民族としての理想の生き方の合わせ鏡」として天皇を崇敬しているものである。此れが日本民族の天皇への崇敬の稔を生したのである。
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