【公務員が職務権限を超え国民の権利を侵した場合に受ける刑事罰～➀】

　国語辞典によれば、職権乱用の本来の意味は、公務員が職務についての権限を越えたり、悪用したりして国民の権利を侵すことを指すとされている。同様に、職権乱用が犯罪として成立するのは、公務員のケースに限られる。

本コラムでは、公務員が職権乱用行為をした場合に成立する犯罪やその要件、罰則などについて、事例を踏まえて解説する。併せて、公務員以外の方が職権を利用した場合にどのような犯罪にあたるのかも解説していく。

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