其れこそドアtoドアでプライベート空間を占有移動することが出来る自家用乗用車が公道を大きく占有する所謂モータリゼーションは、人間社会にとって整合され得るものであろうか?プライベート空間を移動させる利便性は其れを利用する者にとっての便利性は、個人的には至高のものであろうが、人間社会の福利の観点からの効率性や公正性の観点では、果たして問題はある。極論すれば、自家用乗用車の優れた利便性は、公共性に反するものである。自家用乗用車の優れた利便性を実現させる公道は、交通社会資本であり、公的資本を投下しなければ敷設されない。何故なら、公道は最初から公共目的でつくられ、其の利用は無料であるべきで資本投下は高速道路の様な格別なものでない限り、私的資本投下に馴染まないものだからである。
続 く
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