魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【中国大陸の支配者は総て中国大陸の侵奪だとも言える。】

2015-02-26 13:12:02 | 歴史
 土台、民族とは同一の血族の集まりである部族が人口を膨張させて一大血族集団として其の曾地で勢威を持ったものである。中国大陸で民族と呼ぶことが出来るのは、少数民族と呼ばれるものに限られる。大陸では各部族が互いに盛衰興亡を繰り返し混合して行った。

 民族の定義には様々あるが、矢張り可也の人口を抱える集団が現在に至る迄同一の血統を相当の長期間を保っている歴史的経過が在って民族と言える。存知の通り、中国大陸は紅毛青眼の秦の始皇帝が中国大陸の各民族を統一し、皇帝を頂点とする朝廷政治に初まり、此れを秦を倒した漢も受け継いだ。漢は中国大陸の衆族を隷属させる為、漢民族と言う人為的民族概念を造ったが、実際は多数の血族や部族や民族の集合体であったことは言うまでも無い。


其れから、最早、二千と数百年、漢民族は正しく中国大陸に纏まった一つの大民族として育っているだろうか?

 日本民族も其の始原を辿れば、確かに大陸や南の太洋の島嶼から流れて来た多くの部族と先住民族のアイヌとが血を混ぜたのだが、其の後、島国の我が国は頗る閉鎖的に文化も血統も一色に塗り固まったことには異論は無い。処が、同じ間、中国大陸では様々な民族が興亡を繰り返し、其の支配者も外夷が禅譲を受けて皇帝と成った歴史を繰り返して来た。擋、漢民族等同一性を呼べるものでは無い。
 中国大陸の歴史は、今日に至る迄、多くの民族の侵入と興亡が繰り返されてきたもので、其の支配者は総て中国大陸の侵奪だとも言える。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿