地球の半径Rが6370km ミサイル最高高度h150km 東倉里から東シナ海まで、
ざっとa=1,500kmとして計算
2×π×R=40,036(km) Φ=360°×1500÷40,036=13.5° R+h=xとおくと、
xcosΦ=Rだから x=R/cosΦ
∴h=R/cosΦ-R=R (1/cosΦ-1) =6,370×0.0284≒164km
ところで、今回のミサイルの発射位置から対馬近海までの距離は凡そ700kmしかないので、もし、レーダーを1000km以内に配置していれば、軌道は把握出来た筈なので計算しなおしてみると、
Φ=360°×1000÷40,036≒9° h=R/cosΦ-R=R (1/cosΦ-1)
=6,370×0.0125≒79.6km
つまり、この距離では150kmくらいの高さまでミサイルが上がったならば楽々感知出来ることになる。更に、ミサイルの軌道は発射段階の初期軌道を把握しておくことが重要となる。さもなくば、ミサイルが正常の軌道で航行する場合の軌跡の予測はコンピューターで計算出来なくなる。
よって、ミサイルがいずこに行くかを正確に把握しなければならないので、出来る限り初期軌道を把握出来る近海にミサイル探知のレーダーを置かねばならなかったのだ。果たして、最近、どのくらいのところにミサイル探知の日本のレーダーは配置されていたものか?
(迎撃システム)
TMD-GBRレーダーシステム及びE-3早期警戒機・早期警戒衛星等が弾道弾ミサイルの発射を探知
するとBM/C3I情報・射撃管制ステーションの弾道計算コンピューターが直ちに飛行コースを算出し迎撃
ミサイルを発射し大気圏外に達すると秒速2.5kmでEKVを切り離し、高性能赤外線センサーが弾道
ミサイルの噴射熱を検知しながら小型ロケットスラスターでコースを修正して弾頭自体が運動エネルギー
弾頭となり目標に真正面から激突する。
上述の計算式の図解図は下のフアィルを開けてもらいたい。
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