魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【藤原 かずえの論考「グローバル化を多様性と同一視する深刻な誤解 2018年11月28日 11:30」の評価】①

2020-11-16 08:01:23 | 憂国
 
 初めに、此の論考の「グローバル化に関する視点」について根本的履き違いがあることを指摘したい。抑々、グローバル化は何を契機に誰が仕掛けたものかという本質的視点が抜けていることである。グローバル化の本質は、「市場原理を基調として国境を越えたお金とモノが自由に世界中を駆け巡らしたい ❝ 勢力 ❞ に依って、仕組まれたもの」と解釈すべきであり、其の為にグローバル化の障害と成る国家や民族等という枠を取り外すことが必要と成る。詰まり、国家や民族や,将又人種等に依る制限は邪魔なのである。
 処で、日本企業、アメリカ企業、中国企業等々といった会社の国籍は学術的には本店所在地、会社の支配関係等様々な主義主張があり、完全なる定義は無いのだが、会社の資本を何処の国で集めたかは、会社の国籍を決めるのに重要な要因である。国家や民族を基調とする社会では、人・物・金を国境や国籍を自由に超えて活動させるグローバル社会には馴染ま無い処では済まないのである。詰まり、端的に言えばグローバル化とは、無国籍の企業や資本等が一面国籍を放棄した地域で儲け捲れる経済の仕組み化と言える。グローバル化を推奨したのは人的資源を含めた凡ゆる資源の効率的利用を提唱した経済学者からの呼び掛けを受けた世界各国の大企業等が「得たり」と跳び付き実践したものである。

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