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「残された思い」
輝いていたあの頃
瞳は鋭く優しく
輝いていた毛並み
お前が天に召されて
過ぎた一ヶ月
ようやく夢に現れた
途方もなく海原を
白いヨットの舳先
海面を見つめて
飛び散る飛沫を
快く楽しんでいた
腹が減ったと
飛び込むお前は
勇敢に魚を追っていた
海中を自由に泳ぎ
潜り捕まえた獲物
咥えてきたね
私への贈り物の様に
自慢顔して
今感じる
お前は自由に駆けていると
人から解放されて
地上を空を宙を駆けていると
夢に現れたお前
笑顔が得意げに
私を導いていた
シャルは元気だと
有難うと伝えに夢枕!
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「シャルは言う
悲しまないで
僕は自由に楽しい世界に居ると
伝え来るお前」