「大樹の嘆き」
雨上がりに招くは誰
汚れた滴落として
嘆きの声は呼んでいる
風に揺られて招いている
小高い丘に立つお前
幾百年と見て来た人
今伝える大樹は言う
過去は未来を語ると
嘆いて愚かな人間よ
静に語る過ぎし日々を
過去に学ばないのは
愚弄なる未熟なる人
繰り返す悪行悲劇なり
水楢の大樹は嘆いて
天地の汚れは命奪う
私を招き語り諭す
眠りの中で語りかける
幾百年と生きて
同胞の嘆きが聞えると
今して戻らない汚れた
雨後の晴れの大気の
天地と空の嘆きは
地球に生きる総て成る声。
「枯れ行くも 大樹生きて伝えんと 愚かな人よ 如何に生きよと」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~