★ Illustrator-「無題」 ★
「冬の陽溜り」
白い世界が太陽に輝く時
君の優しい温もりに誘われ
風のない穏やかな冬の日の
陽溜りに君と並んで座った
たわいのない話尽きずに
心が弾んで時過ぎ行くを
忘れて笑い合って影二人
愛を感じて幸せに浸っていた
雲が流れ遮りて温もり消えた
帰ろうと手を繋いで歩いた
あの温もりはもう戻らない
君は消えて日陰を選んで
面影抱きしめ一人佇み
背中を丸め歩き出している。
「忘れ路に 面影抱きさ迷て 戻らぬ日々に 雪の花咲く」