「我19」

★★★irasuto「想い」★★★

「恋しさに」



淋しさ逃れる為

愛に溺れ忘れる

お前を抱いた

甘い香りに

包まれ酔うのは

お前の甘い言葉

誘われ溺れる愛は

逃れの恋しさか

虚しさ募る夜だから

抱いて抱かれて

愛し合う夜には

星の瞬きさえ消えて

お前一人が救い

甘く輝く夜空に

抱かれ宙から見ている

冷静さを失った

自らの愚かさ嘲笑い



「愛迷う　冬宙に星に瞬き　甘い囁き　心枯れても」

「我18」

★★★irasuto「清き静寂」★★★

「聖なる心に」


如月の太陽は貴方を照らす

春よ何処にいる目の前なのに

見えないけれど肌で感じるよ

雪に埋もれた蕗の薹感じる蕾

みえないけれど太陽の温もり

貴方の温もりは私には大切

貴方がいなく太陽が輝き止め

寒い日は凍り付いて震える

如月太陽を隠し貴方も隠す

精霊なる清らかに宙地輝き

耐えられないと心は叫ぶ

この太陽の温かさを戻して

貴方の温もりを感じさせて

暖かな温もりに心を奪う聖

弥生月待てと通り過ぎる風




「変わらない　季節続くと信じても　神の約束　大地の破滅」

「愚かと路端で花笑う」

★★★irasuto「菫」★★★

「愚かと路端で花笑う」



国策は不理解なる

愚か成り雪国の道

初冬に歩道ライン

センターラインを

塗り直す意味とは

雪国の道路は冬に

雪に覆われ除雪と

重機が走る道削り

春になれば路面の

白線は無残な姿に

愚かにて税を使う

春雨が笑う人間を

無駄使い知ってか

知って尚無駄に

誰が国税を使う




「笑っている　愚かなる人　蕗の薹」　

「届かぬ手」

★★★irasuto「黒薔薇」★★★

「届かぬ思い」



抱きしめたいのよ　霧の中へ消えないで

私の愛は届かないのね　あなたの下には

何が駄目だと言うの　教えてあなたへの愛を

心はあなたへの思いで　溢れているのに

遠くへ離れてゆく　あなたの心から愛は消えた

目の前にいるあなたが　抱きしめられない

お願い抱きしめて　愛に熱いこの胸を

ねぇ もう一度　抱きしめてよあなた

強い力で　心が寒さに震えているのよ

ねぇ 凍るまえに　抱きしめて温もりが欲しい

飢えているのよ　あなたの愛を呼んでも

手を差し出して　探してもあなたに届かない

私の思いは届かないのね　ねぇ あなた抱きしめて

枯れて大地に戻るの　あなたの赤き愛の薔薇

言わないで　さようならの言葉だけは

私には辛すぎるから　言わないで　言わないで！




「届かない　愛の薔薇なら野に咲いて　枯れ逝く大地　抱きしめられて」

「我１８」

★★★irasuto「幻夢宙」★★★

「言の葉」



何かが生まれると

今を乗り越えた先

新な考え思い表現

変わらない己なら

今が無意味になる

生きている事さえ




「変わる為　思いを吐いて時過ぎる　変わる思いに　今を生きている」

「舞う雪に」

★★★irasuto「無題」★★★

「窓に映りて」



今日もお前は舞う雪

部屋の温かさを嘲う

曇る窓ガラスに外見えず

熱く温もる部屋の窓に

お前の指ラブラブハート

二人の名前を書いていた

ハートの中曇り消えて

寒いと呟いた窓根に立つ

後姿を抱きしめて囁く

熱いよ君が欲しくてと

貴方がと振り向く戸惑い

欲しい甘く切ない吐息

抱きしめ重ねた唇は

熱く求め合っていた

二人思い炎は燃えて

素肌絡みみて愛は熱く

炎激しく燃え尽くす




「舞う雪に　薔薇が開いてひらり散る　熱き吐息よ　熱き想いよ」

「眼差し」

★★★irasuto「異邦人サラ」★★★

「熱い眼差し」



見つめないで戸惑い迷うの

鳶色の瞳に憧れているわ

そう熱い眼差し気になるの

戸惑いに迷う心だから

熱い視線は私を酔わすから

見つめないで熱い心で

酔わせないで熱い瞳で

揺れる心が負けるから




「花梅の　白き乙女か見つめられ　迷い咲きてか　赤き蕾也」

「共に生きる」

★★★irasuto「鍛え」★★★

「知恵有る共棲」



争いは愚か也

強きは尚強く

弱気は尚弱く

共に英知ある

森羅万象見よ

知恵有るなら

謙虚たれ人よ




「人成る也　地球を何処へ導くか　怒らぬ神よ　大地が滅ぶ」

「誘うは春へ」

★★★irasuto「春」★★★

「春へ」



穏やか陽射し誘われ

寄り添いお前と二人

そぞろ歩き行く先に

黄色く透け香り立つ

蝋梅かわいや俯いて

白梅淡くちらほらと

春への装い忘れずに

ときめきはあなたと

春へ向かう花が咲く



「おぼろなる　春へ咲く花可憐なり　和む姿に　鳴く小鳥ゆく」

「風よ」

★★★irasuto「何処へ」★★★

「風よ」



風音声に耳澄ませ聞く　　何故泣いて通り逝くの

悲しみの音を響かせて　　お前が泣いている声が

聴こえる憐みは何処に　　天地の狭間を通り逝く

誰の悲しみ大地の叫び　　天の地の狭間で流れて

楽しみ微笑も運ぶ風よ　　楽しい笑顔言葉も聴く


歓びを運んで伝えて　　　私が悲しいから風よ

明日は楽しみの扉を　　　開けて歓びのお前を

待って大地に立つ光　　　人生は巡り巡り凪ぐ

君を待つ安らかな中　　　世界を駆け抜け行き

地球の命守れと叫び　　　世界を駆けた風言う

人類が守るべき命が　　　この惑星に多種存在

有ると知っても人我　　　己の為だけに命繋ぐ

愚かなり滅び人類へ　　　及ぶと知りつつ無視

傲慢に生きている人　　　滅びの蒼き惑星へ進





「自由なる　風は世界を巡り来て　愚かさを告げ　命守れと」