天星人語

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【日本の現実】車の修理が終わらない 整備士不足深刻、専門生は半減ー日本の供給力不足

2025年02月06日 | 日記帳

車が走れない時代が来る?

何かおかしいと思っていたらやっぱりです。

整備士不足は5年ほど前より知っていましたが、いよいよです。

車検や修理が滞り、バスと貨物トラックの運行停止が起こりえるのではないか。

1月、ボディー補修をしようと見積もりの為に車修理店を2店舗訪ねました。

ひとつは過去に2回利用した安心できる店でした。

以前ならばいつ、いつまでにがその場で決まったのです。

ところが、今は手持ち一杯なので、「今月末に、もう一度連絡してください」だった。

他の修理店も、後日に決めましょうなんですよ。

基本的に、いらっしゃいませではない。

手が空けばやりますです。

*3軒目の修理屋さんが引き受けてくれた。

足りぬ整備士、車検に黄信号 国交省が給与実態など調査

一体、車修理業界に何が起こっているのか。

いよいよ業界問わず、人手不足はこれからの日本を制約する問題になるのではと実感しました。

つまり、供給不足が日本経済を制約するのです。

ヒト不足が経済を制約しそうです。

モノ不足も起こりそうですね。

車の修理が終わらない 整備士不足深刻、専門生は半減

修理現場は逼迫している。かつては1人1台を担当していたが、今は1人で3台を見ている。負担が増した結果、「これまで1カ月弱でできた修理に1カ月半から2カ月かかっている」と作業を仕切る同社の清谷純司さんは話す。

厚生労働省によると、自動車整備などの年間所得は469万円と全職種(506万円)に比べ、約7%低い。年間労働時間は全職種に比べて70時間ほど長くなっている。泰楽社長は「低賃金と若者の車離れにより整備士の仕事に魅力を感じる人が少なくなっている」と話す。

医療介護業界の人手不足と待遇の悪さは周知の通りです。

介護事業者の倒産最多 今年見通し、民間調査 人手不足が経営圧迫

ご存知の方もいるでしよう。

病院経営も全体としては先行きが怪しいのです。

薬不足も供給不足ですね。

これだけではありません。

ビジネスケアラー、来年300万人超 経済損失、9兆円試算

経済産業省の将来推計によると、仕事をしながら介護を担うビジネスケアラーは2025年に307万人となり、15年時点(232万人)の1.3倍に増える。30年には318万人に達し、仕事との両立の難しさや介護離職による経済損失額は約9兆円となる。

「介護と両立」 政治に問う
働く中高年ら、年10万人離職 支援政策の拡充求める

認知症高齢者、迫る「7人に1人」 介護と仕事の両立難題

認知症の患者数が2030年に523万人にのぼる見通しとなった。高齢者の14%にあたる7人に1人が認知症患者となる。
仕事と介護の両立が困難な人が増えると、経済的な損失は年9兆円に及ぶとの試算もある。
最大の課題は介護人材の確保で、政策とテクノロジー活用の両面での取り組みが欠かせない。
厚生労働省研究班(代表者・二宮利治九州大教授)が8日、推計を発表した。
認知症患者は22年から30年に80万人増える。
団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には584万人になる。

*青字と図は日経電子版

人不足により、ゴミ回収にも支障が出ているそうです。

飲食と宿泊業は言わずもがなです。

賃金と福利厚生を整備しないと、労働者が来なくて倒産する。

整備できなければ同じ結論です。

直面してから、あぁだこうだ慌てるのが私たち人間ですが。

こういう現実です。


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