てぬぐいかまって!

ケロヨンのてぬぐいコレクション

晒しになったら

2009年11月24日 | お勉強
さて前回は綿織物のことを少しお勉強しました
手拭いは綿織物の「晒し」で 出来ています
晒しの状態になったものを手拭いにするには
次は何をするのかな?

今回は 大好きな「かまわぬ」さんの手順を追ってみます

まず 1反12メートルもあるものを 水洗いするんですって!
それは 染料を浸透しやすくするためだということです

当然 洗ったら干さないといけませんが
12メートルを切らずに干すので 干し場の高さが10メートル以上だってよ!

 圧巻です!

しかもその干し場 台の上から手作業だってんだから 怖いねどうも

 ひ~!おいちゃん怖くないの?

こうして 怖い思いをして(なのか?)乾いた晒しに
ガラを付けて行くわけですが 
その前に!
もう一手間必要なんですな

染め方には何種類かあるようですが
そのどれもたぶん 糊付け という工程を経ています
染めたくない所に糊を付けるのですね!

まず糊をつけたい所をくりぬいた型を作ります
それは和紙を柿渋で塗り固めたものだそうで「渋紙」というそうです

いまだに和紙を使っているところがいいね!

もちろん感光紙などを使ってトレースするなど
技術の進歩もあり それを採用している所もあるようです

それができたら 何と1枚ずつそれを置いて糊付けをするそうです
1枚1枚手作業ですよ!



木綿が1反12メートルですから~
それを何反もでしょ!
晒しから考えたら この手間 気が遠くなんね…

小学校くらいで経験した版画みたいなもの?

これが1色だけのデザインなら簡単だけれど
2色以上だと 糊で土台を作って
あいたところへ染料を流し込むということになるそうです
あ そのあたりは 次回ということで(笑)

そして 糊付けを終えた反物は糊が流れるのを防ぐため
「おがくず」や「粟がら」を付けておく
と あります



こういう所がなんか好き!

この便利になった時代に 例えば化学製品で何か代用してしまいそうなところ
いかにも昔から使っているものを 今もそのまま使う
なぜならそれが一番便利だから
ケロむしょうに こういうのに弱いのね

「おがくず」はまだ見たことがあるよ
駅のホームにもあるもの
でも「粟がら」って見たことないなぁ
粟のからですよね 籾殻みたいなもの???
ネットで調べても「マッコルリ」とか出てくるし(笑)

今度知り合いに聞いてみようと思います

で やっと やぁっと次が染めの作業です

染の技法については また次の機会にいたしましょう







ふぅ~む 大変なんだねぇ… しみじみ






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