ロッテ2-1楽天でプロ初先発初安打が初ホームランになったのは、ロッテの大嶺翔太だった。ロッテには、7月31日に日本ハム斎藤佑樹から死球を受けて、デビューから1771打席連続ホームランなしのプロ野球記録をつくってしまった岡田幸文もいる。
岡田に抜かれたのは横沢七郎。大嶺は兄祐太とともにロッテの兄弟選手。横沢は兄三郎が監督をしたプロ野球創成期の東京セネターズでもう一人の兄四郎とともに兄弟選手だった。
横沢三郎はパ・リーグ審判部長を務め、殿堂入りした。七郎もパ・リーグで審判員を務めたという。パ・リーグ尽くしのお話だ。
横沢七郎は2002年10月に死去した。訃報は、朝日新聞にしか載らなかったと奇書『野球博覧』(大東京竹橋野球団編、2014年発行、非売品)は記す。縁あって送っていただいたこの博覧はさらに、死去の8日前に熱海のマンションで火事があり、無職横沢七郎さん(89)がやけどをしたという記事が読売新聞静岡版と静岡新聞に小さく載っていたと続けている。当時すでに過去の人だった。
テレビじじいも名前しか知らない選手が、忘却の彼方からよみがえる。記録の因縁を感じている。
岡田に抜かれたのは横沢七郎。大嶺は兄祐太とともにロッテの兄弟選手。横沢は兄三郎が監督をしたプロ野球創成期の東京セネターズでもう一人の兄四郎とともに兄弟選手だった。
横沢三郎はパ・リーグ審判部長を務め、殿堂入りした。七郎もパ・リーグで審判員を務めたという。パ・リーグ尽くしのお話だ。
横沢七郎は2002年10月に死去した。訃報は、朝日新聞にしか載らなかったと奇書『野球博覧』(大東京竹橋野球団編、2014年発行、非売品)は記す。縁あって送っていただいたこの博覧はさらに、死去の8日前に熱海のマンションで火事があり、無職横沢七郎さん(89)がやけどをしたという記事が読売新聞静岡版と静岡新聞に小さく載っていたと続けている。当時すでに過去の人だった。
テレビじじいも名前しか知らない選手が、忘却の彼方からよみがえる。記録の因縁を感じている。