今日も週末に行ってきた「伊豆・伊東温泉」旅レポの続きです^^
2年前と同じ食事処、2年前と同じ宿
懐かしさ感じる2年ぶりの宿での温泉に入って、変わらぬ景色を楽しむ。
そんな伊東温泉の宿に「ただいま」
2年ぶりの再訪の宿で、ノンビリ思い出を感じながら湯処を回ってホッと一息な、夕暮れ前の宿の部屋でのひととき♪
宿の至るところに飾られた花々を観ながら季節感を感じ、変わらぬ風情を楽しんで^^
そう言えば、この宿の近くにも思い出の場所があったよなぁ~と、自前の「温泉セット」を手に「少し周辺を観てきま~す」と玄関を後に^^
宿のスタッフさんは、いかにもタオルなどが入ってると思われる袋を片手に出ていく私を不思議そうに。
女将さんは、たぶん私の行動を解っている様子(笑)
徒歩2分♪
今年20湯目!「小川布袋の湯」
この伊東温泉の共同浴場には「七福神」が飾られて、それぞれにちなんだ名前が付いているのですが、この「布袋様」だけは何故か2か所ある不思議な湯処で、2つの布袋様の温泉がある理由は2回伺っても未だ判らずな不思議な湯処^^
そして不思議と言えば、ココの湯船は「壁にくっついた形」であるということ・・に加え、その形が「台形」でしかも「湯船が深い」!
前回のレポでもお伝えしたように伊東温泉の共同浴場のスタイルは「浴場の真ん中に四角い湯船がある」スタイルなのですが、なぜかココは違うのです!
この理由も良く解らず、それでもこの小川布袋の湯の凄さは「オーバーフローの量」!
おぉ~もったいないよぉ~と思うほどに湯船から溢れだすほどに勢いよく投入される源泉は、もちろん3つの源泉の混合湯で源泉掛け流し♪
ココ、実は伊東温泉の湯処としては「少し温度がぬるく感じる」のですが、そう思って調子に乗って長湯をすると・・あれっ??
それに気が付くのは脱衣場で服(この時は宿の浴衣です♪)を着る頃に・・汗が全く引きません^^;;
外に出てもソレは続き、芯から温まるとはまさにコレか!と思うほど、この保温力は伊東温泉でも跳びぬけていると思われる程!
で
あちぃ~と汗かきながら、またまた徒歩で移動します^^
意外?ですが、宿の浴衣で歩いている姿は前回の6月訪問時も、今回の3月再訪時も全くと言っていいほど道では見かけません。
むしろ私の姿をみて住民の方が珍しそうに観ていらっしゃるアハハ♪
そんな浴衣姿でふらり~ふらり~と歩いた先は~
今年21湯目!「岡布袋の湯」
ココが「もう一つの布袋の湯」になりまして、敷地の入り口にはしっかり布袋様が飾られています。
こちら広いこともあって地元の方が多数来場されておりました♪
この岡布袋の湯の特徴は「湯船が中央に2つある」ことで、多数の方が入浴中もしっかり自分の場所があること♪
そして、ココは独自源泉(ここに源泉がある)で、湧き出てそのまま湯船へ~と言うぐらい新鮮な温泉が楽しめます^^
ふぅ~温まったわ~と思いつつ、アレ?今回は共同浴場巡りを早々に諦めたはずなのに、結局5か所も周ったのか?と思うteruなのであります(笑)
そんなことを思いながら宿に向かうと、前回には無かったと思われる和菓子屋さんを発見!
コレは寄らねば♪
「岡の梅家」さん^^
夕暮れ時の来店に、優しい澄んだ声で「いらっしゃいませ」と迎え入れてくれたのは奥様でしょうか?
上生菓子や、焼き菓子など数多くの和菓子がショーケースに並べられ、目移りしそうなほどに美味しそうに観えるお菓子達^^
どうしよう・・・2個?いやいや3個?・・あれもコレも・・
そう悩む私に「1つからでも購入できますから無理しないで下さいね♪」「もう宿の夕食時だと思いますからお気を使わず1つからでも♪」
そんな優しい言葉に甘えて、それでもせっかく来たのだからと購入したのは2個(笑)
キレイな桜色の皮に巻かれた「皮巻のさくら餅」と、もち米に包まれたいわゆる「道明寺さくら餅」をチョイスして春を和菓子でも楽しもうと^^
「購入して頂けるのはありがたいですが、夕食前にホントに大丈夫ですか?」と最後まで優しい声を掛けてくれるお店の方♪
欲がない方だなぁ~と思いつつ「食後に美味しく頂きますので♪」とお持ち帰り~♪
が・・結果的にはワケあって「翌朝に頂きました!!」
コレね、もちろん桜色の皮や道明寺のもち米も美味しいんだけど、何といっても中に入った「こし餡」が最高なのよ!!!
とてもなめらかで上品な味を、朝からお茶と共にごちそうさまでした♪
で!
今回は夕食を早めに頂こうと18時には部屋出しの夕食をお願いしました!
こちらの宿の夕食は基本的に最初からほとんどのお料理が並ぶスタイルですが、個別にお料理を説明しようかと~ということで!
陽気館「伊豆の味覚会席膳」
《食の友》ビール
コレ実は、今回のプランではビールorチューハイorソフトドリンク1本サービスということで、迷わずビールを頂きました♪
《食前酒》自家製梅酒
どちらかと言えば「お酒」を感じさせるキリッとした甘め控えめな自家製の梅酒で、サラッとしたのど越しのもの^^
《先附》桜豆腐
想像以上にサクラの風味がしっかりとした味ながら、それが嫌らしく感じない(お菓子っぽくない)のはさすがの仕事
この味わいを優しくしているのは、しっかりとした出汁が生み出す味わいとのコラボレーションがなせる業だと思われます♪
そう、この宿のお料理全てにおいて「出汁は全て本物の天然だし」で間違えない味です!
《前菜》5点盛
鯖の南蛮漬け、梅甘露煮、むかご、サーモン手鞠寿司、桜海老の素揚げと、それぞれが薄味ながら季節感や色合いを大切にするThe和食!
そんな感じの器になります^^
酢の加減も軟らかく、全体の味付けはどちらかと言えば薄味で、食材の味を活かした味わい深いもの!
お酒の友にも最高です♪
《鍋物》ブイヤベース
有頭海老、牡蠣(かき)、あこう鯛、イカの魚介類に加え、タマネギ、トマト、水菜、白ネギのブイヤベース仕立て。
魚介の出汁が最高で、それぞれの旨味を上手く引く出したスープは、タマネギの甘さとトマトの酸味でしっかりと洋風に。
一方で白ネギの香りに何処となく和を感じさせるもの♪
ブイヤベースというと、アサリやムール貝などが使われることが一般的ですが、牡蠣の味がそれに負けない味わいでスープを完成させています!
コレ美味いよ!
《台の物》アワビ踊り焼き
画像は生ですが、もちろん焼いて頂きます(笑)
この宿の踊り焼きは「蓋をして蒸し焼きに仕上げる」ことが特徴で、結果的にとても軟らかく仕上がるのが特徴です^^
磯の香りをほんのり感じるも、アワビの甘さと相まって旨み抜群!
しっかりサイズで食べ応えも十分なアワビでした♪
《御造り》姿造+4点盛
鯛の姿造りがド~ンとコレで1人前の刺し盛りです^^
サイズ的には手ごろなもので、鮮度もあって身は絞まったものですが、それでも旨味をしっかり味わえるのはコレ包丁の技が光るもの!
添えられたアオリイカ、カンパチは天然物の味わいで、ボタンエビやサザエもサイズ抜群で旨味十分!
ボリューム感も味わいも、しっかり楽しめる大きな港町の伊東ならではの逸品です!
《煮物》金目鯛煮付
しっかりサイズの金目鯛、昼は握り寿司で頂きましたが夕食は定番の煮付で頂きます♪
かなり濃い目の出汁ですが、火を通す時間と火力が絶妙なのでしょう!フワッと軟らかい金目の身と脂の乗った味わいをしっかり楽しめる逸品!!
おそらく短時間で身が固くならぬよう仕上げる為に、あえて出汁を濃い目にしているとみます。
結果的に、宿飯のレベルを超越した料理屋の味わいを楽しめました♪
そう!コレなんですよね~金目の煮付って^^
《焼物》静岡産豚バラのけんちん焼きホイル包み
静岡のブランド豚のバラ肉を使用したもので、包まれる具材は豆腐と和えた竹の子、人参、椎茸の具材。
これらをバラ肉で巻いて、けんちん焼きで仕上げたもの^^
全くと言って豚肉の臭みがなく、身のキメが細かい豚肉と豆腐の軟らかさが絶妙のコンビネーションで、薄味の味噌と相まってバランスの良い器^^
《温物》豆乳茶碗蒸
出汁と玉子が一般的な茶わん蒸しを、豆乳で仕立てた器です^^
具材は鳥肉、海老、ホタテの魚介に加え、隠し味的に干し椎茸の出汁も僅かに入っているとみます。
上にうっすらとショウガを使った餡かけが注がれて、のど越しなめらかな味わい深いものに仕上げてくれています^^
《酢物》4点盛
カニの錦糸巻、カブの梅酢漬け、レンコンの甘酢漬け、フキの甘酢漬けと、冬~春を感じさせる食材を上手く組み合わせた酢の物の盛り合わせ
こちらはしっかりと酢を感じさせる絞まった味わいながら、それぞれの素材の味を活かしているもの。
この味のバランスは全ての料理を通して素晴らしいと感じさせるもの^^
《食事・香の物》アジのまご茶漬け
アジのまご茶漬け(アジをショウガ醤油漬けにしたものを乗せて茶漬けにする)がこちらの宿の定番の〆の食事(1人旅プランか、料理長特選プランの〆の食事)になります^^
この手の料理といえば「出汁を掛けて食べる」スタイルが一般的ですが、あえて「ほうじ茶」を使うことで料理の流れ全体のバランスを整えていることを食している時から感じさせるもの!
伊豆の脂の乗った魚を食したあとだけに、このほうじ茶のサッパリ感はご飯が進む味わいで^^
アジの量は、一般的なアジ一匹分の量でボリューム感もGood!
しかも、熱いお茶を掛けてもアジの臭みも全く感じずサラッと食べられるのも特徴で、薬味を乗せて~アジを乗せてのお茶漬けや、白米にそのままアジを乗せて~と、ひつまぶし風な食べ方も楽しめました♪
《水菓子》柚子ゼリー
〆の食事に続き、口をサッパリさせてくれるのは柚子ゼリー!
柑橘系のデザートで頂くスタイルは、まさに〆にふさわしいシンプルながら後味の良いデザートで^^
いやぁ~今回も美味かった!!
この宿にリピートした理由、それはもちろん自家源泉を持つ「元湯旅館である」ことも理由の1つですが、この昔ながらの「料理旅館」として本物の味を提供してくれる料理にもあります!
この宿の「出汁の使い方」は本当に素晴らしく、まさに味わいは料亭の味と言っても過言じゃありません。
また、部屋食を基本としている為に、あえて冷めては味わいが落ちる天ぷらなどの揚げ物料理をメニューに含めないなど、その提供方法に最適なメニュー構成としていることも、料理を解っていらっしゃる宿なのだと感心させられるばかりなのであります♪
部屋食というと高級感を感じる?方もいらっしゃるようですが、私的には賛否両論と言ったところで、やはり調理場から近い食事処でアツアツの料理を頂く方が良いと思う私です。
一方でこちらの宿のように、冷めることを前提としてそれに合った料理の構成、味付けをしてくれる宿には部屋食の欠点を完全に払しょくさせた、計算された料理がそこにあり、ノンビリと部屋で頂く落ち着いた食事の時間はコレはコレで最高だよなぁ~と思う限りで^^
とても優しそうな仲居さんにお礼を言ってのごちそうさま!
さてさて~結局寝るまで温泉三昧を決めこんだのは当然のことながら、21時までは露天風呂が女性専用時間となっているワケで。
ではでは何故に食事の時間を早めに指定したのか??
そんな理由も含めての~もうチョイ続く旅レポです^^
(つづく)
今日もめでたし~めでたし~!!
2年前と同じ食事処、2年前と同じ宿
懐かしさ感じる2年ぶりの宿での温泉に入って、変わらぬ景色を楽しむ。
そんな伊東温泉の宿に「ただいま」
2年ぶりの再訪の宿で、ノンビリ思い出を感じながら湯処を回ってホッと一息な、夕暮れ前の宿の部屋でのひととき♪
宿の至るところに飾られた花々を観ながら季節感を感じ、変わらぬ風情を楽しんで^^
そう言えば、この宿の近くにも思い出の場所があったよなぁ~と、自前の「温泉セット」を手に「少し周辺を観てきま~す」と玄関を後に^^
宿のスタッフさんは、いかにもタオルなどが入ってると思われる袋を片手に出ていく私を不思議そうに。
女将さんは、たぶん私の行動を解っている様子(笑)
徒歩2分♪
今年20湯目!「小川布袋の湯」
この伊東温泉の共同浴場には「七福神」が飾られて、それぞれにちなんだ名前が付いているのですが、この「布袋様」だけは何故か2か所ある不思議な湯処で、2つの布袋様の温泉がある理由は2回伺っても未だ判らずな不思議な湯処^^
そして不思議と言えば、ココの湯船は「壁にくっついた形」であるということ・・に加え、その形が「台形」でしかも「湯船が深い」!
前回のレポでもお伝えしたように伊東温泉の共同浴場のスタイルは「浴場の真ん中に四角い湯船がある」スタイルなのですが、なぜかココは違うのです!
この理由も良く解らず、それでもこの小川布袋の湯の凄さは「オーバーフローの量」!
おぉ~もったいないよぉ~と思うほどに湯船から溢れだすほどに勢いよく投入される源泉は、もちろん3つの源泉の混合湯で源泉掛け流し♪
ココ、実は伊東温泉の湯処としては「少し温度がぬるく感じる」のですが、そう思って調子に乗って長湯をすると・・あれっ??
それに気が付くのは脱衣場で服(この時は宿の浴衣です♪)を着る頃に・・汗が全く引きません^^;;
外に出てもソレは続き、芯から温まるとはまさにコレか!と思うほど、この保温力は伊東温泉でも跳びぬけていると思われる程!
で
あちぃ~と汗かきながら、またまた徒歩で移動します^^
意外?ですが、宿の浴衣で歩いている姿は前回の6月訪問時も、今回の3月再訪時も全くと言っていいほど道では見かけません。
むしろ私の姿をみて住民の方が珍しそうに観ていらっしゃるアハハ♪
そんな浴衣姿でふらり~ふらり~と歩いた先は~
今年21湯目!「岡布袋の湯」
ココが「もう一つの布袋の湯」になりまして、敷地の入り口にはしっかり布袋様が飾られています。
こちら広いこともあって地元の方が多数来場されておりました♪
この岡布袋の湯の特徴は「湯船が中央に2つある」ことで、多数の方が入浴中もしっかり自分の場所があること♪
そして、ココは独自源泉(ここに源泉がある)で、湧き出てそのまま湯船へ~と言うぐらい新鮮な温泉が楽しめます^^
ふぅ~温まったわ~と思いつつ、アレ?今回は共同浴場巡りを早々に諦めたはずなのに、結局5か所も周ったのか?と思うteruなのであります(笑)
そんなことを思いながら宿に向かうと、前回には無かったと思われる和菓子屋さんを発見!
コレは寄らねば♪
「岡の梅家」さん^^
夕暮れ時の来店に、優しい澄んだ声で「いらっしゃいませ」と迎え入れてくれたのは奥様でしょうか?
上生菓子や、焼き菓子など数多くの和菓子がショーケースに並べられ、目移りしそうなほどに美味しそうに観えるお菓子達^^
どうしよう・・・2個?いやいや3個?・・あれもコレも・・
そう悩む私に「1つからでも購入できますから無理しないで下さいね♪」「もう宿の夕食時だと思いますからお気を使わず1つからでも♪」
そんな優しい言葉に甘えて、それでもせっかく来たのだからと購入したのは2個(笑)
キレイな桜色の皮に巻かれた「皮巻のさくら餅」と、もち米に包まれたいわゆる「道明寺さくら餅」をチョイスして春を和菓子でも楽しもうと^^
「購入して頂けるのはありがたいですが、夕食前にホントに大丈夫ですか?」と最後まで優しい声を掛けてくれるお店の方♪
欲がない方だなぁ~と思いつつ「食後に美味しく頂きますので♪」とお持ち帰り~♪
が・・結果的にはワケあって「翌朝に頂きました!!」
コレね、もちろん桜色の皮や道明寺のもち米も美味しいんだけど、何といっても中に入った「こし餡」が最高なのよ!!!
とてもなめらかで上品な味を、朝からお茶と共にごちそうさまでした♪
で!
今回は夕食を早めに頂こうと18時には部屋出しの夕食をお願いしました!
こちらの宿の夕食は基本的に最初からほとんどのお料理が並ぶスタイルですが、個別にお料理を説明しようかと~ということで!
陽気館「伊豆の味覚会席膳」
《食の友》ビール
コレ実は、今回のプランではビールorチューハイorソフトドリンク1本サービスということで、迷わずビールを頂きました♪
《食前酒》自家製梅酒
どちらかと言えば「お酒」を感じさせるキリッとした甘め控えめな自家製の梅酒で、サラッとしたのど越しのもの^^
《先附》桜豆腐
想像以上にサクラの風味がしっかりとした味ながら、それが嫌らしく感じない(お菓子っぽくない)のはさすがの仕事
この味わいを優しくしているのは、しっかりとした出汁が生み出す味わいとのコラボレーションがなせる業だと思われます♪
そう、この宿のお料理全てにおいて「出汁は全て本物の天然だし」で間違えない味です!
《前菜》5点盛
鯖の南蛮漬け、梅甘露煮、むかご、サーモン手鞠寿司、桜海老の素揚げと、それぞれが薄味ながら季節感や色合いを大切にするThe和食!
そんな感じの器になります^^
酢の加減も軟らかく、全体の味付けはどちらかと言えば薄味で、食材の味を活かした味わい深いもの!
お酒の友にも最高です♪
《鍋物》ブイヤベース
有頭海老、牡蠣(かき)、あこう鯛、イカの魚介類に加え、タマネギ、トマト、水菜、白ネギのブイヤベース仕立て。
魚介の出汁が最高で、それぞれの旨味を上手く引く出したスープは、タマネギの甘さとトマトの酸味でしっかりと洋風に。
一方で白ネギの香りに何処となく和を感じさせるもの♪
ブイヤベースというと、アサリやムール貝などが使われることが一般的ですが、牡蠣の味がそれに負けない味わいでスープを完成させています!
コレ美味いよ!
《台の物》アワビ踊り焼き
画像は生ですが、もちろん焼いて頂きます(笑)
この宿の踊り焼きは「蓋をして蒸し焼きに仕上げる」ことが特徴で、結果的にとても軟らかく仕上がるのが特徴です^^
磯の香りをほんのり感じるも、アワビの甘さと相まって旨み抜群!
しっかりサイズで食べ応えも十分なアワビでした♪
《御造り》姿造+4点盛
鯛の姿造りがド~ンとコレで1人前の刺し盛りです^^
サイズ的には手ごろなもので、鮮度もあって身は絞まったものですが、それでも旨味をしっかり味わえるのはコレ包丁の技が光るもの!
添えられたアオリイカ、カンパチは天然物の味わいで、ボタンエビやサザエもサイズ抜群で旨味十分!
ボリューム感も味わいも、しっかり楽しめる大きな港町の伊東ならではの逸品です!
《煮物》金目鯛煮付
しっかりサイズの金目鯛、昼は握り寿司で頂きましたが夕食は定番の煮付で頂きます♪
かなり濃い目の出汁ですが、火を通す時間と火力が絶妙なのでしょう!フワッと軟らかい金目の身と脂の乗った味わいをしっかり楽しめる逸品!!
おそらく短時間で身が固くならぬよう仕上げる為に、あえて出汁を濃い目にしているとみます。
結果的に、宿飯のレベルを超越した料理屋の味わいを楽しめました♪
そう!コレなんですよね~金目の煮付って^^
《焼物》静岡産豚バラのけんちん焼きホイル包み
静岡のブランド豚のバラ肉を使用したもので、包まれる具材は豆腐と和えた竹の子、人参、椎茸の具材。
これらをバラ肉で巻いて、けんちん焼きで仕上げたもの^^
全くと言って豚肉の臭みがなく、身のキメが細かい豚肉と豆腐の軟らかさが絶妙のコンビネーションで、薄味の味噌と相まってバランスの良い器^^
《温物》豆乳茶碗蒸
出汁と玉子が一般的な茶わん蒸しを、豆乳で仕立てた器です^^
具材は鳥肉、海老、ホタテの魚介に加え、隠し味的に干し椎茸の出汁も僅かに入っているとみます。
上にうっすらとショウガを使った餡かけが注がれて、のど越しなめらかな味わい深いものに仕上げてくれています^^
《酢物》4点盛
カニの錦糸巻、カブの梅酢漬け、レンコンの甘酢漬け、フキの甘酢漬けと、冬~春を感じさせる食材を上手く組み合わせた酢の物の盛り合わせ
こちらはしっかりと酢を感じさせる絞まった味わいながら、それぞれの素材の味を活かしているもの。
この味のバランスは全ての料理を通して素晴らしいと感じさせるもの^^
《食事・香の物》アジのまご茶漬け
アジのまご茶漬け(アジをショウガ醤油漬けにしたものを乗せて茶漬けにする)がこちらの宿の定番の〆の食事(1人旅プランか、料理長特選プランの〆の食事)になります^^
この手の料理といえば「出汁を掛けて食べる」スタイルが一般的ですが、あえて「ほうじ茶」を使うことで料理の流れ全体のバランスを整えていることを食している時から感じさせるもの!
伊豆の脂の乗った魚を食したあとだけに、このほうじ茶のサッパリ感はご飯が進む味わいで^^
アジの量は、一般的なアジ一匹分の量でボリューム感もGood!
しかも、熱いお茶を掛けてもアジの臭みも全く感じずサラッと食べられるのも特徴で、薬味を乗せて~アジを乗せてのお茶漬けや、白米にそのままアジを乗せて~と、ひつまぶし風な食べ方も楽しめました♪
《水菓子》柚子ゼリー
〆の食事に続き、口をサッパリさせてくれるのは柚子ゼリー!
柑橘系のデザートで頂くスタイルは、まさに〆にふさわしいシンプルながら後味の良いデザートで^^
いやぁ~今回も美味かった!!
この宿にリピートした理由、それはもちろん自家源泉を持つ「元湯旅館である」ことも理由の1つですが、この昔ながらの「料理旅館」として本物の味を提供してくれる料理にもあります!
この宿の「出汁の使い方」は本当に素晴らしく、まさに味わいは料亭の味と言っても過言じゃありません。
また、部屋食を基本としている為に、あえて冷めては味わいが落ちる天ぷらなどの揚げ物料理をメニューに含めないなど、その提供方法に最適なメニュー構成としていることも、料理を解っていらっしゃる宿なのだと感心させられるばかりなのであります♪
部屋食というと高級感を感じる?方もいらっしゃるようですが、私的には賛否両論と言ったところで、やはり調理場から近い食事処でアツアツの料理を頂く方が良いと思う私です。
一方でこちらの宿のように、冷めることを前提としてそれに合った料理の構成、味付けをしてくれる宿には部屋食の欠点を完全に払しょくさせた、計算された料理がそこにあり、ノンビリと部屋で頂く落ち着いた食事の時間はコレはコレで最高だよなぁ~と思う限りで^^
とても優しそうな仲居さんにお礼を言ってのごちそうさま!
さてさて~結局寝るまで温泉三昧を決めこんだのは当然のことながら、21時までは露天風呂が女性専用時間となっているワケで。
ではでは何故に食事の時間を早めに指定したのか??
そんな理由も含めての~もうチョイ続く旅レポです^^
(つづく)
今日もめでたし~めでたし~!!