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帝釈天のすぐそばに、「日曜庵」という蕎麦屋あり。
(金土日のみの営業)
「蕎麦がき」なるものを初めて食べた。
なんでも、蕎麦粉を熱湯でこねて餅状にしたものという説明であったが
果たして、ホントにそのようなものであった。
かなりの美味しさ。餅のようでもあり、とろろ(山芋)のようでもある。
小皿にオリーブオイル少々と醤油を加え食する。。(オイルは何でも良いのだろうか)
美味しくてクセになる味である。そして、酒(熱燗で)の肴にも良いはず。
幸か不幸か、私はアメリカに住んでいるので、この日、生まれて初めて食べたが
これから先、クセになる程食べる機会は全くない。
同行者が、「蕎麦がき」は、2、3年前の大河ドラマ「真田丸」でも出て来たらしい。
蕎麦と言えば長野(信州とか信濃地方)、そして、この地の有名人と言えば
戦国大名 真田信繁(幸村)。彼は、関ヶ原の戦いで西軍に属し敗戦の将となり、
父親の信昌と共に、九度山(和歌山)というところへ幽閉された。
兄の信之は、父と弟へ、時々、他の物と一緒に蕎麦がきを差し入れしていたという話。
ところで、私は、つい2、3ヶ月前、池波正太郎「真田太平記」新潮社文庫全12巻を読み終えたが
蕎麦好きな正太郎さんのこの本には、確か、、「蕎麦がき」は出てこなかった、、
それが不思議である。
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日曜庵では、「なごり雪」(ざる豆腐)も食べた。
これが、「蕎麦がき」に負けず劣らずの美味。
まず、「塩」のみで食す。
そして、次は、オイルと醤油を混ぜたもので食す。
あぁー、思い出すと、よだれが、ヨダレが、、
御馳走様でした!
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