☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

ジャズオルガニスト土田晴信さん

2018年08月29日 13時52分33秒 | 好きなアーティスト
昨日8/28、ジャズオルガニスト土田晴信さんのお宅に遊びに行き、ヴィンテージのハモンドをじっくり見せていただき、夢のように楽しい時間を過ごしました。
土田さんは、ブルースフィーリングをなみなみとたたえて、アーシーなグルーブを生み出す、僕のドンズバに好きなオルガニストで、今年初めて会ってご一緒し、オルガン談議で盛り上がって親しくなりました。

実は僕、元々大のオルガン好き。オルガン星人です。
スパイダーズの大野克夫さんの高速アドリブに酔いしれていた少年でしたが、彼をきっかけとして、60-70年代ロックのハモンドオルガンサウンドにハマッていきました。
まずスティービー・ウィンウッド。「ギミ・サム・ラビン」のイントロのオーバードライブのかかったハモンドは、衝撃でしたね。他には、バニラ・ファッジのマーク・スタイン。そしてキース・エマーソン、ステッペンウルフ、スリードッグナイト、ピンクフロイド、そして「フォーカス」のタイス・ヴァン・レアーも大好きです。

ジャズのオルガンも大好きで、ジミースミスのアルバムも多数所有していますが、お気に入りは、ジョージベンソンと共演のライブ「ザ・ボス」と、ウエス・モンゴメリーと共演した「Further Adventure Of Jimmy&Wes」かな。
ブラザー・ジャック・マクダフも、聴けば聴くほど超一流。ラリー・ヤングのセンスとテクニックはすごいです。あと、チャールス・アーランド、ロニー・フォスター、ラリー・ゴールディングスなどもいいですね。

さて、土田晴信さん。
彼はヴィンテージのハモンドを2台所有。1958年のB3とレスリースピーカー122、1963年のA100とレスリー45という、マニアなら垂涎の名器です。
ただし、年代物だけに、部品がイカレていたり、内部にゴミや目詰まりがあったりして、すぐに音が出る状態でなかったものを、部品を取り寄せて自分でコツコツと修繕。結果、立体感とドライブ感のある、シブくて重厚なハモンドのサウンドが蘇りました。

こちらが、B3(1958)。





ドローバー、パーカッシブスイッチ、などで多種多様なサウンドを作り出せます。A100よりも微妙にシブい重厚感のあるサウンド。そして木製の胴体部分は、家具・オブジェとしても鑑賞に堪える、美しくてシブく、しかも頑丈な作りです。

そしてこちらはA100(1963)。





こちらは本体部分にもスピーカーを装備した、エレクトーン仕様。ただし本体のスピーカーは回転しません。外部にレスリースピーカーを接続してあの回転スピーカー特有のうねるサウンドをゲットしますが、両方のスピーカーから音を出すと、えもいわれぬ迫力と立体感あるサウンド。
B3と比べると、少しモダンなスペックとなり、現代の楽器との相性もいいようです。

このあと二人で即興セッション。僕もオルガン弾いてダブルオルガンにすると、ハモンドのお風呂に入っているような贅沢です(^O^)
持参したギターで何曲か、オルガンジャズの名盤名曲をやってみましたが、いやあ、気持ちよかったですねえ。

土田さんの家をあとにして、近所の焼き鳥で、呑み!(^^)!
彼とはとても話がよく合い、楽しく飲み食いしましたよ。音楽やエンタテインメントに対する姿勢にもとても共感するものがありました。



当然、じゃ今度一緒にライブをやりましょう!!という話になります。
今後、いろいろと詰めて、オルガン好き、ギター好きの人だけでなく、ジャズにあまりなじみのない人にも楽しんでもらえるライブを実現しますので、少し、お待ちくださいね。

土田くん、ありがとうございました!!
彼のホームページはここ。
https://haltsuchida.com/
コメント
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