19日に趣旨説明と記名投票
東京都議会の議会運営委員会は12日、日本共産党などが提出を表明していた政治倫理審査委員会の設置案について、都議会第1回定例会が開会する19日に趣旨説明の後、記名投票で採決することを決めました。
政倫審案は都議会自民党の裏金問題を受け、政治資金の透明性の確保と政治倫理審査を行う場として設ける内容。1人会派を含む全会派の代表で構成し、会議は公開で行うとしています。
議運委では、公明党が提出する「政治倫理条例検討委員会」設置案も19日に採決すると決めました。
公明党案は「政治倫理条例に関する事項」を調査・検討するという程度で、都政の焦点となっている政治資金の透明性確保には全く触れていません。少数会派を排除する構成となっている上、各会派の代表でつくる「打合会」は非公開とされ、実質的な協議が密室で行われる危険があります。
議運委ではまた、都2025年度予算案を審議する都議会第1回定例会を3月28日までの日程で行うと確認しました。
開会日の19日には小池百合子知事が施政方針を表明。各会派の代表質問は26日、一般質問は27、28の両日に行います。共産党からは代表質問に清水とし子都議、一般質問に藤田りょうこ、米倉春奈、原純子各都議が立つ予定です。
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