116大学学生賛同し集会
田村委員長出席
![]() (写真)学費値上げに反対する学生たちの報告を聞く人たち=13日、衆院第2議員会館 |
全国の116の大学などの学生が賛同して、緊急の予算措置で大学などの学費値上げを阻止しようという集会が13日、国会内で開かれました。東京大学、広島大学、大阪大学、熊本大学、中央大学、武蔵野美術大学の六つの学生団体が主催し、学生たちが次々登壇、高い学費で教育の機会が脅かされている現状が語られ、国による緊急の予算措置で値上げを撤回させるよう訴えました。(関連記事)
一橋大学の大学院生は「値上げについて学生に何も説明がなかった」と決定過程にたいして疑問だと話し、「金がなくては学べないのか」と訴えました。
東京大学教育学部3年の男性は「値上げによって大学院をあきらめた」と自身の苦悩を話しました。「いまの奨学金制度は自分の借金となる。これ以上の負債は背負えない。経済的な問題だけでなく心理的な負担にもなる高い学費を見直してほしい」と訴えました。
広島大学文学部2年生は「東大の学費値上げが発表された1週間後に値上げの検討が報道された」と、地方大学にも学費値上げの動きが広がっている危機感で、値上げ反対の緊急アクションを立ち上げたと報告しました。
静岡大学の男子学生(1年生)は「授業料減免制度で進学できた。学びたい人が学べるようにしてほしい」と訴えました。
武蔵野美術大学大学院生は「2020年に2万5千円、24年に3万と続けて値上げされましたが、今度は留学生だけ年間30万も値上げされようとしている」と報告するとどよめきが起こりました。
会場は満席。発言のたびに「そうだ!」の声が上がり、拍手がわきました。
日本共産党の田村智子委員長らが出席し、スピーチしました。立民、維新、れいわ、社民の各党国会議員も参加しました。
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