長崎
核兵器禁止条約が国連で採択されてから6年となった7日、「核兵器禁止条約の会・長崎」は長崎被災協講堂で「6周年のつどい」を開きました。「核兵器禁止条約は人類の希望。日本政府は禁止条約に参加する道を追求してください」と訴えるアピールを採択しました。
90人が参加。川野浩一共同代表(長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長)はあいさつで、「6年前、禁止条約ができ、私たち被爆者は飛び上がって喜んだ。あの感動を今でも忘れることはできない」と語り、唯一の戦争被爆国として橋渡しをすると主張する岸田首相を「信用する国はどこにも見当たらない」と批判しました。
被爆者の女性は「6周年おめでとうと言いたいが、もし、ロシアが核兵器を使ったらどうなるかと考えてしまう」と不安を訴えました。
講演のため長崎を訪れていた俳優の斉藤とも子さんが、被爆詩人故福田須磨子さんの「亡き父母に」「原爆を作る人々に」の詩を朗読。参加者は聞き入りました。最後に全員で「青い空は」を合唱しました。
集会後、同会共同代表で長崎被災協の田中重光会長は「私たちはこれからも、核をなくすために地道に前進を続けていきたい」と語りました。
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