Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

WeedenにMallett、そしてClausen、集計を面倒にする3人の先発QB

2016年03月07日 22時30分00秒 | Jersey
現地時間の3月7日午後1時(東部時間)に設定された発表前なのに、Peyton Manningの引退は既成事実になっているようです。筆者としてはSuper Bowl 50のあのパフォーマンスでは引退は止むなしと感じており、Favreのように引っ張るべきでないと思っています。

まあそれはともかく、Sharapova(シャラポワ)、空気読めよ

さてPeytonを含め2015年シーズンは各チームのエースQBの多くが怪我に見舞われました。レギュラーシーズン16戦にすべて先発したQBは、表に示した17人でした(Passing Rateが高い順に上から並んでいます)。

Player Team
Russell Wilson SEA
Carson Palmer ARI
Tom Brady NE
Kirk Cousins WAS
Cam Newton CAR
Matthew Stafford DET
Alex Smith KC
Philip Rivers SD
Eli Manning NYG
Aaron Rodgers GB
Derek Carr OAK
Matt Ryan ATL
Ryan Tannehill MIA
Teddy Bridgewater MIN
Blake Bortles JAC
Ryan Fitzpatrick NYJ
Jameis Winston TB
 
Touchdown Proのデータによると、この中に一人だけQBとして全スナップを受けた(一度も控えQBやWildcatのRBなどに任せなかった)選手がいますが誰でしょう。

答えはTBの新人、ドラフト全体1位だったWinston君でした。ドラフト全体2位のMariota君が怪我で休んだこともありましたので、丈夫さでは1位指名の貫禄を示しました。

赤字の選手とチームはPlayoffに進出しています。なんとNFCは全6チームが並んでいます(AFCはNEとKCだけ)。

Super Bowl 50の勝者であるDENがそうではないのでやや微妙ですが、レーティングが高い健康なエースQBがいることがPlayoff進出の条件の一つといえますね。

ついにもう一つ。NFC北とNFC南のエースQBの「出席率」が高いことがわかりました。両地区は上の表に3チームが入り(エース君全試合に先発)、CHI(Cutler)とNO(Brees)の先発離脱は1週だけ。63/64ですからほかの地区とは違う状況にあったようです。

さて、やっと本題。現在、2015年シーズンのQBの成績を分析している中で、ちょっと「面倒くさい選手」たちを見つけました。Weeden、Mallett、Clausenの3人です。ファンの方、ごめんなさい。

この3選手の2015年シーズンの共通項はご存知ですよね。シーズン中に2チームでQBとして先発していました筆者注:実はその後、もう一人1シーズンに2チームで先発したQBを発見しました。詳しくはこちらをお読みください)。

なぜ「面倒くさい」かというと、これら選手はネット上にあるQBランキングでは、最終在籍のチームで残した成績だけが年間成績と扱われるからです。

例えばWeedenはDALとHOUで4試合と2試合に出ましたが、HOUでの試合成績が年間成績として表示される場合が多いのです。そしてHOUでの成績はPassing Rateが好調で107.7もあります。この数字だけ見ると年間トップのWilsonに次ぐ2番目。もちろんスナップ数は少ないですが、ちょっと受け入れられません。

DALでの成績を加えた年間トータルでは96.8なので、HOUだけのデータでは評価が上がりすぎですね。このあたりを補正する必要がありました。

ではそれぞれがなぜ、2015シーズン中に2チームでQBをすることになったか見ていきましょう。

まずWeeden。DALでRomoのBackupとしてシーズンをスタート。Romoの鎖骨骨折により先発QBを任されることになりました。そこまでは控えQBとして十分な仕事ですね。


ところが結果が出ない。Romoをリリーフした試合は勝てたものの、先発した3試合で3連敗。シーズン途中でMatt Casselに取って代わられ、Romoの復帰とともに解雇されました。こう考えるとRomoが無事だったら、そのままDALでBackupのQBとしてシーズン終了までいられたかもしれません。
 
解雇後の再就職先はHoyerが安定しないHOUでした。実は3番手のQBだったのですが、Week15の天王山のColts戦で、Hoyer欠場の試合に先発したBackupのYatesが怪我を負ったことでリリーフ登板しました。

さらにその次の試合では先発。2TDを奪いパッサーレーティングが116.7という好成績を残しました。しかしHoyer復帰後は控えに逆戻り。RS最終戦とPlayoffはHoyerが先発で出番はありませんでした。

HoyerはKCとのPlayoffで4INT、1Fumbleというひどい成績を残します。しかしHCのObrienはQB交代を考えなかったとのことなので、そんなひどいHoyerよりもWeedenはあてにされていなかったことになります。


ここまで書きましたが、Mallettの話は長くなりそうな予感がするので、続きは明日以降に。多分ですがPeyton引退の話題もあるし。


フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス