Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

出世頭は全体135位のPrescottだが、2016年ルーキーQBの成長はまだこれから

2017年01月23日 01時00分00秒 | NFL2016

2016年レギュラーシーズンが終わり、現時点でのルーキーQBの1年目を振り返ることにしました。表に上げたのはドラフトされたか、すでに試合に出たルーキーQBです。ドラフト外の選手は試合に出ていない限りは上げていません。だって細かすぎてわかんないんだもん(表中、Team欄の右側にチーム名があるのは、ドラフトされたチームから移籍した場合です)。

NameDraftTeamGameStartResult
Jared Goff1巡目、全体1位LA 870-7-0
Carson Wentz1巡目、全体2位PHI 16167-9-0
Paxton Lynch1巡目、全体26位DEN 321-1-0
Christian Hackenberg2巡目、全体51位NYJ 
Jacoby Brissett3巡目、全体91位NE 321-1-0
Cody Kessler3巡目、全体93位CLE 980-8-0
Connor Cook4巡目、全体100位OAK 10
Dak Prescott4巡目、全体135位DAL 161613-3-0
Cardale Jones4巡目、全体139位BUF 10
Kevin Hogan5巡目、全体162位KCCLE40
Nate Sudfeld6巡目、全体187位WAS 
Jake Rudock6巡目、全体191位DET 
Brandon Allen6巡目、全体201位JAC 
Jeff Driskel6巡目、全体207位SFCIN
Brandon Doughty7巡目、全体223位MIA 
Trevone Boykinドラフト外SEA 60

出世頭は4巡目、全体135位だったDak Prescottでいいでしょう。Tony Romoの背骨圧迫骨折というアクシデントが、非常に良い方向に転んだことで、DALは快進撃。残念ながら、Playoff Divisionalで敗れはしましたが、Ezekiel Elliottと二人のルーキーがそろって活躍したことで、DALの黄金時代復活の条件は整ったと言えるでしょう。

後は、懸念されるPrescottの素行の悪さ(ドラフト前に薬物の影響下で車を運転したらしい。これでドラフト指名順位が下がった)ですが、1年目の活躍だけでこれが出るようだと、ちょっと不安になります(それもあって「復活の条件は整った」という、やや抑え目な表現としています)。

ただ、GBとのPlayoff Divisionalでは、18点差をつけながら追いすがるPrescottからは、ただものではないオーラを感じ取りました。4Qの同点2ポイントプレイには鬼気迫るものがありましたね。

もう一人、レギュラーシーズン全試合に先発したのがドラフト全体2位のCarson Wentz。3782ヤード16TDに14INTでPasser Ratingが79.3という成績は褒められたものではありません。Prescottは3667ヤードと、Wentsにヤード数では劣るものの23TDと4INT。このINTの少なさが104.9というRatingにつながっています。

Wentzは結果、7勝9敗でしたが、チームは厳かったNFC東地区でそこそこ健闘。Sam Bradfordをシーズン初めにトレードに出した時点でチームもWentzの成長待ちは織り込み済みでしょうから、来シーズン以降の成長に期待しましょう。

一方でちょっと厳しいのが、ドラフト全体1位のJaret Goff。オフェンスラインがよくないというチーム事情はあれど、Case Keenumをさっさとお払い箱にできないわけですから、まだ時間がかかるということなのでしょう。

初勝利は来シーズンにお預けなので、ぜひ本人の研鑽に期待したいところです。まずは来シーズンの開幕先発の座を手にするところから。

それを言ったら、CLEでRGIIIとJosh McCownの離脱を引き継いだ、Cody Kesslerも同じこと。チームのほぼ半分の試合に先発して(Goffは7試合、Kesslerは8試合)どちらも勝利できなかったわけですが、来シーズンにその美酒を味わえるようにしてほしいです。

Paxton LynchとJacoby Brissettは3試合に出場し2試合に先発しましたが、どちらもエースQBの怪我やアクシデントがきっかけになったもの。自身の実力で勝ち取ったものではないことを分かっているでしょうから、今シーズンの経験を糧に、次シーズンの自分の立ち位置を築かないといけません

Playoffに突然初先発が回ってきたConnor Cookも同じですね。まさかああいうタイミングで、Derek Carrが離脱し、控えのMatt McGloinまでが先発できないという展開は予想していなかったでしょう。試合をざっと見た限りはこれからの選手ですが、ここから先は自分次第ですね。

ということで、今期は1巡目の3人よりも、ドラフト前に不祥事を起こしたPrescottが成果を残しました。しかしいろいろ言われているように、Prescottの成功は自身の力だけでなく、強力なDALのOffensive Lineがあってのものです。

そしてどのルーキーにとっても、1年目の成績はもう過去のものです。自分がいるチームの巡り合わせには感謝しつつ、自身の腕を磨くシーズンオフとしてもらいたいものです。

今シーズン、試合に出ることはなかったChristian Hackenbergをはじめとする同期にもまだチャンスはあります。例えばHackenbergは、2016年シーズンにひどいことになったRyan Fitzpatrickをお払い箱にできるほどの実力を示さなくてはいけないでしょう。

次のドラフトで入ってくる新人に負けないよう、2016年シーズンのルーキーQBの成長を期待します。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LA ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
SD サンディエゴ・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

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