Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

新興TEが台頭、Gronk一強に待ったをかけたBarnidgeとReed

2016年03月26日 22時59分14秒 | Stats

今回は予定を変更して、Tight End(TEの話をします。ホントは先にWRかRBのつもりだったのですが、若干情報整理に時間がかかるので、手近なところでまとめます。別に「TEが台頭」というダジャレを言いたかったわけではありません。

TEはFantasyでは必ず一人をスタメンに入れないといけないのに、Pointを期待できる選手が少ないという難しいPosition。2015シーズンのドラフト前は、このPositionに誰を持ってくるかで悩みました。

シーズン前のMock Draftを何回かやるうちに、ほかの参加者の傾向が読み取れるようになります。TEに注目すると、ほとんどのMockでは、Gronkowskiが1巡目に指名されていました。

NEでBradyのメーンターゲットを務め、WR並みの活躍(Pass Catchで1000ヤード超え)を期待できる、唯一のTE。ただ筆者は、怪我が心配で上位指名はできませんでした。だったら代わりがいっぱいいる、WRとRBを上位で指名して、TEは「そこそこの」選手にすればよいという判断でした。

Gronkは人気選手ですから、ドラフトでは自分の指名順が来る前に指名されてしまう可能性が高いです。その時点で予定を変更するのは、時間の制約もあるので無理筋。そこで、ドラフトの時にも書きましたが、ちょっとした隠し玉を用意することにしました(その話は最後の方でします)。

結局、Gronkowskiは1試合欠場しただけで(Week12のDEN戦の雪の中での怪我は、一瞬シーズンエンドかと思いましたが)2015シーズンを通して活躍。TEの中では1176ヤード、11TDを上げて堂々のPointトップでした。AFC Championshipでは敗れましたが、あれだけマークをされながら2回のスーパーキャッチ(うち1回はTD)を上げるところは、怪物の面目躍如でしたね。

そしてシーズンが終わって数字を改めて見ると、TEが何人も好成績を上げていたことに気づきました。BarnidgeにReed、Eifert、そしてWalkerも活躍しました。

4人全部を書くと長くなるので、上位の二人を見てみましょう。まずGary Barnidge。予想ではTEの上から20番目にすら入らなかった低評価を覆し、2015年シーズンにTEとして上から2番目の成績を残しました。CLEでもチーム最多のReceiveとTD数を記録しています。

McCown、ManzielそしてAustin Davisという、どれも一流とは言えないQBからのPassである点は、BradyからPassを受けられるGronk以上に働いたとも評価できます。そんなCLEで30歳にして、突然の遅咲き狂い咲き。現地でも昨年の11月に遅咲きのBarnidgeを讃える記事でてました。

なんかCLEにはもったいないのですが、2015年12月にCLEはさっさと契約を延長しました。

せっかくなのでBarnidgeが10月のBAL戦後のインタビュー動画を貼っておきます。この試合で上げたTDキャッチは、足で地面にボールが付かないよう保持して、PassをCompleteさせた変態的なプレイ。

Youtubeには実際の動画も上がっていますのでそちらもご覧ください。

続いてはJordan Reed。Kirk CousinsのTargetとしてWASの予想外のPlayoff進出に貢献しました。Reedもチーム内最大のReceving Yardですね。その下がWRのGarçonでした。

2015年が3シーズン目の25歳。それまでの2年は500ヤードにちょっと足りないくらいの獲得ヤードだったのに、突然の2倍増のヤード数(952ヤード)。チームトップの11TDキャッチをしたのでホントに急成長ですね。

過去2年はけがに苦しんでいたようなので、健康なシーズンを送れたことが好結果につながったようです。Youtubeの画像は張りませんが、PlayoffのGB@WASでのワンハンドキャッチとTD Recieveは見事でした。

逆に残念だったのは、SEAのGrahamと、NEのBennett、MIAのCameronあたりでしょうか。特に鳴り物入りでやってきたGrahamは11試合で72.5Pointでは厳しいですね。

しかもGrahamが怪我でシーズンアウトしてからチームの調子が急に上がったため、一部では不要論さえ語られています。2015年シーズンのカラー写真名鑑(ベースボール・マガジン社刊)の表紙で一番大きな扱いとなっていた期待の選手だけに、来シーズンは奮起を期待しましょう。

さて最後に筆者のFantasyのTEについて。2015年のドラフトではJordan Cameronと、もう一人Antonio Gatesを指名しました。Gatesは開幕から4試合出場停止なので、だれも指名しないだろうという読みでした。2014シーズンに851ヤード、12TDを上げていたので、試合に出られればそこそこのPointを稼いでくれると期待したのです。

実際この策は最初は大当たり。Week5でGatesがシーズン初めて登場した試合は、Riversもお待ちかねだったようで、いきなり21.2Pointを上げる大活躍でした。ただその後は尻すぼみで、トータルで93.0Pointは物足りなかったですね。

だったら小細工をせずに、Walkerを使っておけばよかった。実はドラフト直後にCameronと交代させたものの、出来があまりよくなかったので1試合でお払い箱にしていたのでした。結果、150.4Pointを稼いでいたわけですから惜しいことをしました。

TEは、トップのGronkでも15試合で183.6Pointなので、平均で10Pointを稼げれば御の字のポジションであることがわかりました。来シーズンは選択肢も広がったので、TEについてはドラフトで苦労しなくて済みそうです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。


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CINシンシナティ・ベンガルズDETデトロイト・ライオンズ
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OAKオークランド・レイダースSFサンフランシスコ・49ers
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