まず先に、この写真を見て気が付くことはありませんか。富野由悠季(当時は富野喜幸でしたが)が“皆殺しの富野” と呼ばれるきっかけの一つとなった「伝説巨人イデオン」の主人公、ユウキ・コスモです。
金色(茶色にも見える)の上着に、赤い髪、そしてヘルメットに入らないかもしれないアフロヘア。そう、Colin Kaepernickを思いきり連想させるじゃないですか。
筆者がKaepernickのアフロがヘルメットに収まるかと疑問を呈したところに、友人が引っ張り出してきたのがコスモ君。まさか1980年放映のアニメが36年後の49ersを予測していたなんて。
強引なネタフリですみません。
Week05を終えて、4連敗で1勝4敗となったSFがいよいよKaepernickをQBとして先発させることになりました。結果を出せないBlaine Gabbertに業を煮やしたチームの決断だけではなく、AFNJapanに書いてあるように、以前結んだ契約の見直しが先発復帰の背景にあるようです。
2014年シーズン以降Kaepernickが不振に陥った背景には、Rushingを織り交ぜたスタイルからPassing中心に変更するようチームから要請されたことがあるとされています。それ以外にも、14年10月にはヘッドフォン問題(NFLの独占スポンサーはBoseなのに、試合後の会見でBeats by Dr Dreのヘッドホンを着用してとがめられえた)で罰金を科されるという問題が発生し、ロッカールームでもヘッドフォンを外さない、唯我独尊的なキャラクターに非難の声が漏れ始めました。単に音楽好きだっただけかもしれませんが、あの事件を境にKaepernickが下り坂になったような印象があります。
2014年シーズン前はJim Harbaugh体制が健在でしたし、Kaepernick自身もSFの攻撃を率いる意欲は満々だったはず。まさか2年後に、Chip KellyがHCになっている未来図は描けなかったでしょうし、彼の契約に影響を及ぼしたとされる当時の有力選手、つまりMichael CrabtreeもAlex BooneもAldon SmithもMike Iupatiも、みんなチームから出ていきました。
選手の期待度やチーム力が短時間で上下するNFLの厳しさといえばそれまでですが、この2年のうちにKaepernickを取り巻く環境も、SFに対する評価も大きく変わりました。
足かせとなっていた契約を見直したことで、チームは怪我のリスクにおびえることはなくなったはず。もちろん、Kaepernickには自分の将来がかかっています。Kaepernickは、Alex Smithからレギュラーを奪い取り、そのままSuper Bowlまで駆け上がった勢いを取り戻せるのでしょうか。
もう1チーム気になるのはClevelandです。もちろん、Playoffでも絶好調(World Seriesまであと2勝になりました)のIndiansのことではなくBrownsのことですね。
Week05はTom Bradyが復帰したNEの肩慣らしの場とされて見事な惨敗を喫しましたが、この試合ではQBが3人出場する事態となりました。
まず先発QBのCody Kesslerが Dont’a Hightowerに自陣1ヤード地点で強烈なヒットを食らい(こぼれたボールはエンドゾーン内を転がりそのままアウトオブバウンズにでたためSafetyに)、わき腹を痛めて退場。
今期CLEの5人目のQBとして、Charlie Whitehurstが出場しました。しかしそのWhitehurstも4Qにひざを痛め、3:57を残してTerrelle PryorにQBとしての出番が回ってきました。
Week03に続きパスを投げたPryorですが、残念ながら3回スナップを受けただけで1st Downを獲得できず、攻撃権を手放しました。ここでTDを取れていれば、今後の展開が変わっていたかもしれません。
そして、残り29秒で回ってきた最後の攻撃は、20ポイントの差をつけられていたこともあって、負けているチームなのに屈辱のKnee Down。これはWhitehurstが務めています。何ともやり切れない試合の終わり方でした。
どうやらWeek06はKesllerが先発するもよう。Whitehurstも結局プレイに参加できていたので、Pryor先発という最終手段は発動しないようです。それでも、二人とも完調とは言えず何が起こるかわからない状態です。
No.
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Player | Age | G | GS | QBrec | Cmp | Att | Cmp% | Yds | TD | TD% | Int | Int% | Y/A | Rate |
5 | Cody Kessler | 23 | 3 | 3 | 0-3-0 | 54 | 81 | 66.7 | 529 | 2 | 2.5 | 1 | 1.2 | 6.5 | 87.9 |
13 | Josh McCown | 37 | 1 | 1 | 0-1-0 | 20 | 33 | 60.6 | 260 | 2 | 6.1 | 2 | 6.1 | 7.9 | 80.4 |
10 | Robert Griffin | 26 | 1 | 1 | 0-1-0 | 12 | 26 | 46.2 | 190 | 0 | 0 | 1 | 3.8 | 7.3 | 55.0 |
15 | Charlie Whitehurst | 34 | 1 | 0 | 14 | 24 | 58.3 | 182 | 1 | 4.2 | 1 | 4.2 | 7.6 | 78.8 | |
17 | Terrelle Pryor | 27 | 4 | 8 | 50.0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5.0 | 64.6 | |||
Team Total | 5 | 0-5-0 | 104 | 172 | 60.5 | 1201 | 5 | 2.9 | 5 | 2.9 | 7.0 | 79.1 |
見ての通り、Kesslerの残している成績は先輩方とそれほど大差はないですが、今は修行の時期。チームがいつ勝つかなど考えず、経験を積み上げていくべき時でしょう。先発WRとして5試合に出場しているPryorですが、6人目のQBを登板させないために、今のCLEにはいないとちょっと困る、貴重な人材として重宝されそうです。
2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
AFC東 | BUF | バッファロー・ビルズ | NFC東 | DAL | ダラス・カウボーイズ |
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MIA | マイアミ・ドルフィンズ | NYG | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
NE | ニューイングランド・ペイトリオッツ | PHI | フィラデルフィア・イーグルス | ||
NYJ | ニューヨーク・ジェッツ | WAS | ワシントン・レッドスキンズ | ||
AFC北 | BAL | ボルティモア・レイブンズ | NFC北 | CHI | シカゴ・ベアーズ |
CIN | シンシナティ・ベンガルズ | DET | デトロイト・ライオンズ | ||
CLE | クリーブランド・ブラウンズ | GB | グリーンベイ・パッカーズ | ||
PIT | ピッツバーグ・スティーラーズ | MIN | ミネソタ・バイキングス | ||
AFC南 | HOU | ヒューストン・テキサンズ | NFC南 | ATL | アトランタ・ファルコンズ |
IND | インディアナポリス・コルツ | CAR | カロライナ・パンサーズ | ||
JAX | ジャクソンビル・ジャガーズ | NO | ニューオリンズ・セインツ | ||
TEN | テネシー・タイタンズ | TB | タンパベイ・バッカニアーズ | ||
AFC西 | DEN | デンバー・ブロンコス | NFC西 | ARI | アリゾナ・カーディナルス |
KC | カンザスシティ・チーフス | LA | ロサンゼルス・ラムズ | ||
OAK | オークランド・レイダース | SF | サンフランシスコ・49ers | ||
SD | サンディエゴ・チャージャース | SEA | シアトル・シーホークス |
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