Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

Playoff到達はJackson一人だけ!2018年ドラフト1巡目QB5人の成績をおさらい

2019年01月03日 07時44分57秒 | NFL2018

Baker Mayfieldが2018年シーズン最終戦のWeek17のCLE@BALで27本目のTDパスを決め、 Peyton ManningとRussell Wilsonが持っていた、ルーキーシーズンでのTDパス記録を更新。新記録を樹立しました。

この日のMayfieldは3INTながら3TDを挙げて、ついにルーキー新記録に到達しました。BALとしては新記録達成を許しながらも、最後にINTを決めてPlayoff進出を決めて、面目を保ったというところでしょうか。そういう意味では両チームにとって望ましい試合結果だったと言えそうです(他意はありません)。

さて、2018年シーズンが終わって、ほかも含めてドラフト1巡目ルーキーQBの戦績をまとめて見たくなりました。以前、Week05が終了した時点でドラフト1巡目ルーキーQBについてまとめた記事を書いたのですが、その時にもう一人は言及するのみで表に入れていませんでした。

その選手とはLamar Jackson。Joe Flaccoの控えとして、その時点でもたまにスナップを受ける立場を務めていましたが、ほとんどパスを投げることはありませんでした。NOのTaysom Hillもそうですが、たまにパスは投げるものの、原則ダイレクトスナップを受けて突っ込むというRB的なプレーがほとんどでした(「アイシールド21」の泥門デビルバッツが神龍寺ナーガ戦で仕掛けたアレを思い出しますね)。

しかしJacksonはFlaccoの負傷欠場を受け、Week11以降の7試合に先発します。そしてチームはその間6勝1敗を挙げ、シーズン終盤に失速したPITを叩き落としてPlayoffに到達したことはご存知の通りです。特に2017年シーズン最終戦で悲劇に見舞われていただけに、John Harbaughにとっても最良の選択でした(たぶん2年連続でPlayoffを逃していたらHarbaughは進退を問われていたでしょう)。

そして気が付くと、ほかの4人がPlayoff進出を逃した中(まあドラフト上位で新人QBを指名するのは、一般的に再建中のチームが多いのですが)、Playoffに進出できたのはJacksonだけ(もちろんFlaccoの欠場があったからですが)。ということで前回はなかったJacksonも加えた、2018年NFLドラフト1巡目QBのまとめをしてみました。

選手チームドラフト大学#生まれ年齢身長体重試合先発勝敗
Baker Mayfield CLE 1巡目1位 Oklahoma 6 1995/4/14 23 185cm 97kg 14 13 6-7-0
Sam Darnold NYJ 1巡目3位 USC 14 1997/6/5 21 190cm 102kg 13 13 4-9-0
Josh Allen BUF 1巡目7位 Wyoming 17 1996/5/21 22 196cm 107kg 12 11 5-6-0
Josh Rosen ARI 1巡目10位 UCLA 3 1997/2/10 21 193cm 98kg 14 13 3-10-0
Lamar Jackson BAL 1巡目32位 Louisville 8 1997/1/17 21 188cm 96kg 16 7 6-1-0

年齢とか体格とかは表のとおりですが、Jacksonは一応全試合に出場しています。ただ本格的なQB役になったのはBye Week明けのWeek11からですね。

勝率はJacksonの6勝1敗が光っています。それまで4勝5敗のチームを復活させたわけですから、「Jackson先発が成功だった」ことは否定できないでしょう(RG III先発という選択肢もあったわけですから)。

選手チームYdsCmpAttCmp%TDTD%IntINT%RateRuYRuTDLostPointsP/GS
Baker Mayfield CLE 3725 310 486 63.8% 27 5.6% 14 2.9% 93.7 131 - 3 244.10 18.78
Sam Darnold NYJ 2865 239 414 57.7% 17 4.1% 15 3.6% 77.6 138 1 2 173.40 13.34
Josh Allen BUF 2074 169 320 52.8% 10 3.1% 12 3.8% 67.9 631 8 2 213.06 19.37
Josh Rosen ARI 2278 217 393 55.2% 11 2.8% 14 3.6% 66.7 138 - 5 127.92 9.84
Lamar Jackson BAL 1201 99 170 58.2% 6 3.5% 3 1.8% 84.5 695 5 4 172.54 24.65*

シーズン通しての成績はというと、Baker Mayfieldがほかを圧倒していますね。Josh Allenは途中怪我を負ったため11試合の先発でしたが、Sam DarnoldとJosh RosenはMayfieldと同じ13試合で先発しています。そう考えるとパス成功率やTD数、パッサーレイティングの高さはダントツですね。

もちろんCLEには若手のタレントがひしめいているという事情もありますが、これだけの成績を残してくれるならドラフトでMayfieldを全体1位で指名した甲斐があったというものです。

それからAllenとJacksonが似たタイプであることも表から見えますね。パスだけでなくRushingも絡めてくるなら、Fantasyポイントも伸びてきます(Pass成功でQBが得るのは通常4ポイントで、Russingなら6ポイント)。

AllenとJacsonの先発試合当たりのFantasyポイント(表のP/GS)がMayfieldよりも高いのは、このためではないかと思います(ただしJacksonの先発試合当たりのFantasyはシーズン全試合のFantasyポイントを先発した7試合で割っているため、ちょっと高めについています。ほかの選手は出場試合数と先発試合数が等しいか1試合違い)。

このブログはFantasy Footballを楽しむためのものですから、2018年シーズンの結果だけ見れば、2019年のFantasyドラフトで指名するならMayfieldかJacksonということになります。

ただ現時点で、CLEとNYJ、ARIが2019年シーズンは新HCの下で戦うことを決めています(HCの進退については、この後で執筆します)。この3チームが来シーズンはまた違った戦いをするとなると、QBにとっても大きな変化となります。それぞれの選手がどのように研鑽を積んで、来シーズンを迎えるかに期待しましょう。

もちろん筆者もFantasyドラフトで誰を指名するかという視点で、選手を見ております。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス


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