Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2016 Week05 Gabbertに代わりKaepernick出陣へ、CLEにはWhitehurstが今季5人目のQBに

2016年10月16日 22時25分00秒 | NFL2016
まず先に、この写真を見て気が付くことはありませんか。富野由悠季(当時は富野喜幸でしたが)が“皆殺しの富野” と呼ばれるきっかけの一つとなった「伝説巨人イデオン」の主人公、ユウキ・コスモです。

金色(茶色にも見える)の上着に、赤い髪、そしてヘルメットに入らないかもしれないアフロヘア。そう、Colin Kaepernickを思いきり連想させるじゃないですか。

筆者がKaepernickのアフロがヘルメットに収まるかと疑問を呈したところに、友人が引っ張り出してきたのがコスモ君。まさか1980年放映のアニメが36年後の49ersを予測していたなんて。
 
強引なネタフリですみません。
 
Week05を終えて、4連敗で1勝4敗となったSFがいよいよKaepernickをQBとして先発させることになりました。結果を出せないBlaine Gabbertに業を煮やしたチームの決断だけではなく、AFNJapanに書いてあるように、以前結んだ契約の見直しが先発復帰の背景にあるようです。
 
2014年シーズン以降Kaepernickが不振に陥った背景には、Rushingを織り交ぜたスタイルからPassing中心に変更するようチームから要請されたことがあるとされています。それ以外にも、14年10月にはヘッドフォン問題(NFLの独占スポンサーはBoseなのに、試合後の会見でBeats by Dr Dreのヘッドホンを着用してとがめられえた)で罰金を科されるという問題が発生し、ロッカールームでもヘッドフォンを外さない、唯我独尊的なキャラクターに非難の声が漏れ始めました。単に音楽好きだっただけかもしれませんが、あの事件を境にKaepernickが下り坂になったような印象があります
 
2014年シーズン前はJim Harbaugh体制が健在でしたし、Kaepernick自身もSFの攻撃を率いる意欲は満々だったはず。まさか2年後に、Chip KellyがHCになっている未来図は描けなかったでしょうし、彼の契約に影響を及ぼしたとされる当時の有力選手、つまりMichael CrabtreeもAlex BooneもAldon SmithもMike Iupatiも、みんなチームから出ていきました

選手の期待度やチーム力が短時間で上下するNFLの厳しさといえばそれまでですが、この2年のうちにKaepernickを取り巻く環境も、SFに対する評価も大きく変わりました。
 
足かせとなっていた契約を見直したことで、チームは怪我のリスクにおびえることはなくなったはず。もちろん、Kaepernickには自分の将来がかかっています。Kaepernickは、Alex Smithからレギュラーを奪い取り、そのままSuper Bowlまで駆け上がった勢いを取り戻せるのでしょうか。
 
もう1チーム気になるのはClevelandです。もちろん、Playoffでも絶好調(World Seriesまであと2勝になりました)IndiansのことではなくBrownsのことですね。
 
Week05はTom Bradyが復帰したNEの肩慣らしの場とされて見事な惨敗を喫しましたが、この試合ではQBが3人出場する事態となりました。
 
まず先発QBのCody Kesslerが Dont’a Hightowerに自陣1ヤード地点で強烈なヒットを食らい(こぼれたボールはエンドゾーン内を転がりそのままアウトオブバウンズにでたためSafetyに)、わき腹を痛めて退場
 
今期CLEの5人目のQBとして、Charlie Whitehurstが出場しました。しかしそのWhitehurstも4Qにひざを痛め、3:57を残してTerrelle PryorにQBとしての出番が回ってきました。
 
Week03に続きパスを投げたPryorですが、残念ながら3回スナップを受けただけで1st Downを獲得できず攻撃権を手放しました。ここでTDを取れていれば、今後の展開が変わっていたかもしれません。

そして、残り29秒で回ってきた最後の攻撃は、20ポイントの差をつけられていたこともあって、負けているチームなのに屈辱のKnee Down。これはWhitehurstが務めています。何ともやり切れない試合の終わり方でした。
 
どうやらWeek06はKesllerが先発するもよう。Whitehurstも結局プレイに参加できていたので、Pryor先発という最終手段は発動しないようです。それでも、二人とも完調とは言えず何が起こるかわからない状態です。
 
No.
Player  Age G GS QBrec Cmp Att Cmp% Yds TD TD% Int Int% Y/A Rate
5 Cody Kessler 23 3 3 0-3-0 54 81 66.7 529 2 2.5 1 1.2 6.5 87.9
13 Josh McCown 37 1 1 0-1-0 20 33 60.6 260 2 6.1 2 6.1 7.9 80.4
10 Robert Griffin 26 1 1 0-1-0 12 26 46.2 190 0 0 1 3.8 7.3 55.0
15 Charlie Whitehurst 34 1 0   14 24 58.3 182 1 4.2 1 4.2 7.6 78.8
17 Terrelle Pryor 27       4 8 50.0 40 0 0 0 0 5.0 64.6
  Team Total   5   0-5-0 104 172 60.5 1201 5 2.9 5 2.9 7.0 79.1
 
見ての通り、Kesslerの残している成績は先輩方とそれほど大差はないですが、今は修行の時期。チームがいつ勝つかなど考えず、経験を積み上げていくべき時でしょう。先発WRとして5試合に出場しているPryorですが、6人目のQBを登板させないために、今のCLEにはいないとちょっと困る、貴重な人材として重宝されそうです。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

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