2018年のNFL Top 100に選ばれる最後の20人とは？最後の一人が分からない

前回の続きです。前回は既に公開されている2018年の21位以下の選手を示しました。今回は、では残りの20人て誰なんだよという予測をしてみました。

前回載せた2018年の表と、下に載せる2017年の表を見比べてみましょう。ここから分かるのは、2017年の上位選手にまだ21位以下に表れていない選手がいるということですね（2018年が「―」になっている選手）。

 

Rank	Player	Position	2017 Team	2018
1	Tom Brady	QB	NE	―
2	Von Miller	LB	DEN	―
3	Julio Jones	WR	ATL	―
4	Antonio Brown	WR	PIT	―
5	Khalil Mack	DE	OAK	―
6	Aaron Rodgers	QB	GB	―
7	Ezekiel Elliott	RB	DAL	54
8	Odell Beckham Jr.	WR	NYG	77
9	Le'Veon Bell	RB	PIT	―
10	Matt Ryan	QB	ATL	29
11	Derek Carr	QB	OAK	60
12	David Johnson	RB	ARI	―
13	Eric Berry	S	KC	―
14	Dak Prescott	QB	DAL	―
15	Aaron Donald	DT	LAR	―
16	Drew Brees	QB	NO	―
17	A.J. Green	WR	CIN	22
18	Tyron Smith	OT	DAL	39
19	Patrick Peterson	CB	ARI	23
20	Luke Kuechly	LB	CAR	―
21	Richard Sherman	CB	SEA	64
22	Ben Roethlisberger	QB	PIT	―
23	Rob Gronkowski	TE	NE	―
24	Russell Wilson	QB	SEA	―
25	Joe Thomas	OT	CLE	―
26	Travis Kelce	TE	KC	24
27	LeSean McCoy	RB	BUF	30
28	Landon Collins	S	NYG	92
29	Mike Evans	WR	TB	―
30	Earl Thomas	S	SEA	42
31	Matthew Stafford	QB	DET	31
32	Marcus Peters	CB	KC	79
33	DeMarco Murray	RB	TEN	―
34	Kam Chancellor	S	SEA	75
35	J.J. Watt	DE	HOU	84
36	Tyreek Hill	WR	KC	40
37	Aqib Talib	CB	DEN	53
38	Fletcher Cox	DT	PHI	69
39	Bobby Wagner	LB	SEA	21
40	Vic Beasley	LB	ATL	―
41	Devonta Freeman	RB	ATL	70
42	Jarvis Landry	WR	MIA	52
43	Marshal Yanda	G	BAL	―
44	Cam Newton	QB	CAR	25
45	Larry Fitzgerald	WR	ARI	27
46	Michael Bennett	DE	SEA	―
47	Trent Williams	OT	WAS	57
48	Jordy Nelson	WR	GB	―
49	Jadeveon Clowney	DE	HOU	32
50	Marcus Mariota	QB	TEN	―
51	Andrew Luck	QB	IND	―
52	Gerald McCoy	DT	TB	―
53	Amari Cooper	WR	OAK	―
54	Janoris Jenkins	CB	NYG	―
55	Ndamukong Suh	DT	MIA	61
56	Cliff Avril	DE	SEA	―
57	Jameis Winston	QB	TB	―
58	Zack Martin	G	DAL	71
59	Josh Norman	CB	WAS	―
60	Dez Bryant	WR	DAL	―
61	T.Y. Hilton	WR	IND	―
62	Cameron Wake	DE	MIA	74
63	Chris Harris Jr.	CB	DEN	86
64	Casey Hayward	CB	LAC	59
65	Jordan Reed	TE	WAS	―
66	Xavier Rhodes	CB	MIN	55
67	Greg Olsen	TE	CAR	―
68	Geno Atkins	DT	CIN	63
69	Jay Ajayi	RB	MIA	―
70	Kirk Cousins	QB	WAS	94
71	Julian Edelman	WR	NE	―
72	Taylor Lewan	OT	TEN	78
73	Philip Rivers	QB	LAC	56
74	Harrison Smith	S	MIN	46
75	Delanie Walker	TE	TEN	72
76	Justin Houston	LB	KC	―
77	Ha Ha Clinton-Dix	S	GB	100
78	Brian Orakpo	LB	TEN	―
79	Sean Lee	LB	DAL	―
80	LeGarrette Blount	RB	PHI	―
81	Alex Smith	QB	KC	―
82	Clay Matthews	LB	GB	―
83	Calais Campbell	DE	JAX	―
84	Mike Daniels	DT	GB	93
85	Chandler Jones	LB	ARI	28
86	Jurrell Casey	DT	TEN	66
87	Travis Frederick	CAR	DAL	―
88	Doug Baldwin	WR	SEA	99
89	Thomas Davis	LB	CAR	73
90	Malcolm Jenkins	S	PHI	96
91	Lorenzo Alexander	LB	BUF	―
92	Everson Griffen	DE	MIN	―
93	Brandon Graham	DE	PHI	―
94	Dont'a Hightower	LB	NE	―
95	Kelechi Osemele	G	OAK	―
96	Damon Harrison	DT	NYG	―
97	David DeCastro	G	PIT	44
98	Adrian Peterson	RB	NO/ARI	―
99	Malcolm Butler	CB	NE	―
100	Joey Bosa	DE	LAC	37

これを見れば大体の予測はつきます。

例えば2017年上位のTom Brady（1、前年順位。以下同）、Von Miller（2）、Julio Jones（3）、Antonio Brown（4）、Khalil Mack（5）、Aaron Rodgers（6）、Le'Veon Bell（9）までは間違いなく20人に選ばれるでしょう。昨年シーズンの大半を棒に振ったRodgersですが、さすがに100位を下回ることはないと思います。そのほかの選手が選ばれないというもの現実的ではない、とするとここまでで7人。

ここで微妙なのがDavid Johnson（12）とEric Berry（13）という開幕戦のみ出場で残りのシーズン全試合で欠場した2人です。特に一昨年大活躍だったJohnsonは20位以内をキープできるのでしょうか。

ここで参考になるのは2017年の8位から2018年の77位に大きく順位を下げたOdell Beckham Jr.ですね。4試合目に大怪我を負ってシーズンエンドとなったOBJが、ここまで順位を下げてしまったわけです。こうなるとJohnsonとBerryが20位以内をキープするのは現実的ではありません（もっと下の順位ならあり得るのですが）。

Johnsonは残るかもと当初は考えていた筆者ですが、どうやらこの2人は難しいと判断しました。

さらに2017年14位につけていたDak Prescottも危ないですね。チームメイトのEzekiel Elliottが7位から54位に急激に順位を下げていますし、2017シーズンの結果は凡庸。2017年のCam Newton（25位にランクイン）を上回る印象をほかのNFL選手に与えられていたかと考えると疑問符が付きます。なので今シーズンはランク入りせずと予想します。

その下ではAaron Donald（15）、Drew Brees（16）、Luke Kuechly（20）、Ben Roethlisberger（22）、Rob Gronkowski（23）、Russell Wilson（24）は当確でしょう。2017年シーズンはちゃんと結果を残していますし、過去の実績もあるからです。

ランクインしていない選手で次の29位はMike Evanceですが、うーんどうだろう。2017シーズンよりだいぶ成績が落ちたので、選出なしとします。それ以下の2017年のランキングにあった選手で2018年の21~100位にランクされておらず、そして2017年に成績を伸ばした選手はあまり思いつきません。

つまり、ここまでで7＋6＝13が20位以内に入ると予測できました。あと7人は2017年のNFL Top 100上位にいない中から、新たに20位以内にランクインする選手となります。それはいったい誰なんでしょう。

簡単だったのは、Carson Wentz、Todd Gurley、Alvin Kamara、Jalen Ramsey、DeAndre Hopkinsですかね。この5人は2017年シーズンはそれなりの高い成果を残していたと思います。

Wentzは2018年に38位にランクされたJarett Goff（ドラフトで1位と2位を分け合った）よりも上の評価をされてしかるべきです。終盤の怪我は残念でしたが、2018シーズンも期待できるでしょう。

ではWentzの代わりにSuper Bowlに出てMVPを獲ったNick Folesはというと、こちらは難しいでしょう。2014年のランキングで、前年のSuper Bowl MVPであるMalcolm Smithは100位にも入れませんでした。FolesもWentzが戻ってくれば控えになることが決まっていますし、20位以内に入ることはないと予測します。

Gurleyは2016年シーズンの不振から見事に復帰し、Offensive Player of the Yearを獲得しました。2016年シーズンは22位でしたが、2017年は圏外。さすがに2018年版で20位に入っていないとは考えられませんね。

Kamaraは2017年シーズンのOffensive Rookie of the Yearですから、その座を争ったKareem Hunt（33位）より上に来るのは間違いありません。そういう意味ではDeffensive Rookie of the YearのRamseyも20位以内に入るでしょう。

HopkinsもWRとしては4位の獲得ヤード数で、TD数では1位。2016年は19位でしたが、2017年はランクインせず。2年ぶりのランキング復帰となりそうですね。QBが変わると、WRの成績も大きく変わるという典型的なシーズンとなりました。

あと2人は誰だろう。いろいろ悩んで一人はCalais Campbelではないかと思い付きました。ディフェンスの選手は成績が数値化されないので難しいですが、2017年のAll-Pro First team選出選手ですし、圧巻の14.5SuckはChandler Jones（28位）に次ぐ成績。この存在感は20位以内にランクされてしかるべきでしょう。

残りの一人は、うーん。いろいろ考えて、Jason Kelceを挙げておきます。先日買ったATHLON SPORTSではCenterではTravis Frederickが一番上の評価で、同誌が選ぶ50位のランキングにCenterとして唯一上がっていました。同誌の論評によると2014年以来Sackを許していないとのこと。

しかし雑誌の引き写しではつまらないのと、Super Bowl覇者のCenterでありAll-ProのFirst-teamに選ばれたという「知名度」に賭けてみました。つまり選手内の評判がいいのではないかという読みです。

このあたり、「こいつを忘れているじゃないか」的なご指摘がありましたら、コメント欄にお願いします。

さてこの予想はどうなりますやら。来週11位から20位までが発表されるようなので、その時に残り10人の順位を考えてみることにしましょう。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東	BUF	バッファロー・ビルズ	NFC東	DAL	ダラス・カウボーイズ
	MIA	マイアミ・ドルフィンズ		NYG	ニューヨーク・ジャイアンツ
	NE	ニューイングランド・ペイトリオッツ		PHI	フィラデルフィア・イーグルス
	NYJ	ニューヨーク・ジェッツ		WAS	ワシントン・レッドスキンズ
AFC北	BAL	ボルティモア・レイブンズ	NFC北	CHI	シカゴ・ベアーズ
	CIN	シンシナティ・ベンガルズ		DET	デトロイト・ライオンズ
	CLE	クリーブランド・ブラウンズ		GB	グリーンベイ・パッカーズ
	PIT	ピッツバーグ・スティーラーズ		MIN	ミネソタ・バイキングス
AFC南	HOU	ヒューストン・テキサンズ	NFC南	ATL	アトランタ・ファルコンズ
	IND	インディアナポリス・コルツ		CAR	カロライナ・パンサーズ
	JAX	ジャクソンビル・ジャガーズ		NO	ニューオリンズ・セインツ
	TEN	テネシー・タイタンズ		TB	タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西	DEN	デンバー・ブロンコス	NFC西	ARI	アリゾナ・カーディナルス
	KC	カンザスシティ・チーフス		LAR	ロサンゼルス・ラムズ
	OAK	オークランド・レイダース		SF	サンフランシスコ・49ers
	LAC	ロサンゼルス・チャージャース		SEA	シアトル・シーホークス