10月18日付『釧路新聞』第15面に、「千代の浦漁港にごみ投棄」「釧路市 市民のモラル喚起」と見出しを掲げる記事が掲載された。内容は杜撰きわまりないもので、実際に現地できちんと取材したのかどうか、疑わざるを得ない。 記事の冒頭に、「釣り公園として市民に親しまれている釧路市の千代の浦マリンパーク親水広場で、このところごみの投棄が目立っている」と記されているが、ゴミの不法投棄は、親水広場があるマリンパーク(港の全景写真は、釧路市水産業対策協議会のHPから転載。青色で囲った部分がマリンパーク)から東に数百㍍離れた埠頭前の道路脇(赤点の場所)であり、記述は明らかに事実と矛盾する。
次いで、「古い布団や雑貨の不要品、古新聞、廃タイヤ、バイクの燃料タンクなど、明らかに家庭で不要になったごみとみられる」とあるが、私が十月十八日午前九時に確認した時点で、ゴミの三分の二は漁網・発泡スチロール及びプラスチック魚箱・浮き球・大小のロープだった。問われるべきは、漁業者のモラルの欠如ではないのか。 マリーンパーク各広場の周囲に生い茂った雑草も刈らないで、「市民のモラル喚起」などとよく言ったな、折原恒・水産農林部次長は現場を見たのか? 遠山記者は視力が弱く、廃漁具と家庭用廃品の区別がつかないのだろう。
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