タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<平成25年分の所得税の確定申告書(2月20日)>

P1320397 私は東京オリンピックの翌年、昭和四十年三月に道内の大学を卒業、四月にオホーツク管内の田舎町で職に就いた。その後縁があって釧路市大楽毛の某所に転職し三年と一か月勤めたが、席が温まる間もなく昭和四十八年五月に三番目の職場に飛び込んだ。
 昭和四十八年から平成十八年三月まで給料のほかに複数の収入があり、毎年、税務署に所得税の確定申告書を提出してきた。申告書の作成は、平成十五年分まで電卓を片手に手書きで、平成十六年分以降は国税庁のHPからパソコンで作成。パソコン利用は平成二十五年分で十回目となる。
 平成十八年三月に退職後は、年金生活が始まったが、大した年金額ではないのに毎月所得税がさっ引かれる。所得金額から社会保険料や医療費、その他諸々の控除を引くと課税所得が算出され、現役時代は、常に所得税の源泉徴収税額が申告課税額より下回った。つまり、差額の所得税を源泉徴収税額に上乗せして納めるということ。
 年金生活に入り現役時より所得が減ったため、いまは、所得税の確定申告書を提出すると、ささやかながら源泉徴収税額が戻ってくる喜びを味わうことができる。長年、むしり取られるばかりだったから、この程度の悦びを喜んでもバチは当たるまい。今回は、二月二十日に申告書の作成が終わり、二十二日にいそいそと税務署に足を運んだ。

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