6月14日付『北海道新聞』第29面に、「釧路市海運3のマルハニチロ北日本釧路工場で、カラフトマスの水煮の缶詰製造が最盛期」という記事が載った。「えっ、釧路市海運?」と一瞬、工場の地理的認識ができなかったが、女房の「マルハニチロって、釧白工業団地じゃない?」にすぐ反応し、翌日、「写真撮りたいから車出して」と、いつもの行動パターン
缶詰三個は近くの生協店舗で購入。このサケ缶には楽しい想い出がいっぱい詰まっているが、特に、中学生になったとき、担任教諭との斜里岳登山で、母がザックに一個入れてくれたのを記憶している。母の苗畑仕事の賃金が一日五百円の頃、タケノコ入り醤油味サケ缶一個は贅沢品だったに違いない。 報道記者や組織的見学者ではないため工場の中には入れないので、写真下段の製造ラインは、6月14日付同新聞(小野弘貴氏撮影)から転写した。購入したサケ缶は、タケノコ入り醤油味ではなく、塩味の水煮だったが、中味は、昔も今も変わらずカラフトマスだった。カラフトマスと知ったのは成人になってからで、同じサケ科に属するとはいえ、違和感がないでもない。原魚は、日本の二百海里水域のサケ・マス流し網漁で漁獲されるという。秋から初冬に産卵のため道東の河川に群れをなして遡上し、スジコが目的で密漁が横行する。サクラマスも同様で、取締りを強化してもらいたいものだ。
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