民進党・前原執行部が幹事長差し替えで多難なスタート

※ 記念撮影画像は、９月６日付『北海道新聞』第３面から転載。
※ 顔画像は、松野氏（自身の HP ）を除いて民進党公式 HP から転載。

役職は以下の通り── 岡田克也＝常任顧問、枝野幸男＝代表代行、大
島 敦＝幹事長、高木義明＝常任幹事会議長、階　猛＝政調会長、長妻
昭＝選対委員長、松野頼久＝国対委員長、泉 健太＝組織委員長、中川
正春＝両院議員総会長。

　民進党は５日、党本部で両院議員総会を開き、前原代表が提示した執行部人事案を承認したが、内定済みの幹事長・山尾志桜里氏を撤回し、大島 敦氏と差し替える珍事で、党運営ははや前途に暗雲が垂れ込めるスタートとなった。

　目下取りざたされている山尾氏のスキャンダルは、今後党運営の足かせとなるやも知れず、差し替えた大島氏も力量不足が懸念され、挙党態勢作りは暗礁に乗り上げかねない。加えて前原氏自身も、「言うだけ番長」の渾名があるとおり、実行力に欠ける嫌いがあり、共産党との野党共闘や憲法改正を巡って立ち往生する危うさが潜んでいる。