<1月 27 日付『北海道新聞』第 24 面の記事の見出し参照>
記事の前文: 世界的な原油安でガソリン価格が下落する中、ついに釧路市内でもレギュラーガソリン1㍑あたり100 円を切るスタンドが出てきた。利用者は歓迎するが競争は過熱気味で、 経営者からは「利益はほとんど出ない」と嘆く声も漏れる。(安房 翼 氏)
<釧路市古川町のセルフ・ガソリンスタンド>
冬期間はよほどのことがない限り、 車で遠出はしないから、 安値と云われてもあまり実感はない。 灯油と電気料金の値下げは、 連日寒波が続いているので有り難い。 日本は、 原油の全量を輸入しており、 原油安は社会に幅広く恩恵をもたらすが、しかし良いことずくめではない。過度の原油安は、 石油元売り・鉄鋼・自動車などの業績悪化の要因となるし、デフレ脱却を目指す日本銀行の金融政策にも影響を与える。日本経済全体としては、単純に喜べないのが実情だろう。