七月九日、市立釧路総合病院で患者情報などが記録されたUSBメモリーの紛失(陳謝する事務長と看護部長=写真下段<左>は、7月10日付『釧路新聞』第1面から転写。同<右>は、メモリーの大きさを示すDVD RAMとの比較)が明らかになった。発表によると、「メモリーには昨年6月から今年6月までに受け入れた救急患者と、受け入れ要請があった患者すべての氏名、年齢、性別、症状、病名などの情報が記録されていた」(7月10日付『北海道新聞』第26面)という。若い看護師は、個人で購入したUSBメモリーを使用していた。
釧路市役所では、昨年一年間で四回、不祥事による市幹部の謝罪会見があり、一件を除いて三件が「個人情報の漏えい」(上下水道部幹部の謝罪記者会見=写真中段は、平成21年12月23日付『釧路新聞』第1面から転写)に関わるものだった。大なり小なり何らかの不始末を犯さない人間はいないが、行政のプロとして個人情報を扱う立場にある職員は、もっと緊張感をもって職務に当たってもらいたい。
またもUSBメモリー紛失事件が発生したことは、市幹部が口先だけで注意を喚起しても、職員にはUSBメモリー使用禁止が徹底していなかったということだ。今回は、市民税などの課税漏れも発生しており、市民にさっぱり顔の見えない蝦名市長の責任を問いたい。
■ 平成21年6月=納税通知書の誤送付(企画財政部)
■ 同年7月=USBメモリー紛失(総務部)
■ 同年8月=水道使用者の口座振替依頼書紛失(上下水道部)
■ 同年10月=給食費徴収員の着服事件(学校教育部)
■ 平成22年7月=USBメモリー紛失(市立釧路総合病院)
■ 同年7月=市民税などの課税漏れ(総務部)
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