写真上段は、左から、7月9日付『朝日新聞』『讀賣新聞』『北海道新聞』第1面に掲載された、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の各党獲得議席数推計及び菅内閣支持率・比例代表投票先トレンド調査結果である。投票日を間近に控え、このような予想はまともな有権者にとって要らぬ節介以外の何ものでもない。「サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でドイツの試合結果をすべて的中させた同国西部オーバーハウゼン水族館のタコ」(前掲『朝日新聞』第35面)と的中率を争うとでもいうのか。予言ダコのパウル君に負けるに決まっている。
以下に、同日付各新聞第1面の見出しを並べてみる。
■『朝日新聞』
「与党、過半数は困難」「民主失速、50議席割れも」「1人区、自民競る」
■『讀賣新聞』
「与党 過半数厳しく」「民主 比例伸び悩む」「自民『改選』上回る勢い」
■『毎日新聞』
「内閣支持 急落43%」「比例投票先 民主36%、自民 17%」「消費増税 反対が過半数」
■『北海道新聞』
「トレンド調査 内閣支持43%に急落」「与党過半数『割る方がよい』46%」
■ 民主党は、投票前に既に敗北を予想し、「敗北でも首相続投、先の衆院選の結果が優先」(7月9日付『北海道新聞』夕刊・第3面参照)などとほざいているが、今回の参院選は先の衆院選の結果に対する評価が出るのであって、参議院に対する衆議院の優越を口にするのは筋違いである。
敗北なら、菅内閣の高支持率の勢いを頼りに、国会審議を端折って急いで参院選に突入した責任を取るべきである。内閣支持率60%なら消費税10%を争点にしても勝てると判断したのは菅首相ではなかったのか? いまさら見込み違いにびびり、部分連合を狙って小政党へ秋波を送るみっともないことは即刻止めるがよい。パウル君は、サッカーW杯決勝はスペイン、三位決定戦はドイツと予言したそうだ。菅首相もパウル君に予言してもらったらどうかね。
最近の「政治経済」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事