<剪定整枝作業を終えたクロフネツツジの樹形>
私はツツジの剪定整枝作業を長年にわたって、定石に逆らい、「花が終わってすぐ」ではなく、6月末か7月初めに行ってきた。間延びした新梢に花芽がつくのを避けるためである。ぎりぎりまで作業を遅らせ、こぢんまりとした新梢に花芽を形成させる、この見極めは言葉では表せない。樹形はタック爺オリジナルである。頭頂部は半円球形に丸みをつけ、下部は円筒形に垂直に刈り込む。クロフネツツジは小枝の出が粗いので、完全な曲線・直線を出すのが難しい。多少の凹凸は織り込み済みで鋏を用い、最後に懐枝を除去して完成。シンメトリックに仕上がった。