タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪街の風景 (鶴ヶ岱)≫

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 春取湖の北端には、チャランケチャシが突き出ていて、その西側から春湖台の東斜面一帯は春採公園である。チャシの北側は、市道を挟んで春湖台から続く、鶴ヶ岱・緑ヶ岡・春採の高台が東に向かって広がっている。
 写真の手前は春採七丁目の常盤台団地、その向こうの右端に釧路湖陵高等学校、左端に釧路工業高等学校、中央に釧路聾学校(校舎右手の煙は、遙か大楽毛の王子製紙工場の煤煙)が見える。写真には入っていないが、鶴ヶ岱三丁目の西隣の城山地区には、釧路聾学校のほかに、北海道教育大学釧路校・城山小学校が、さらに、城山二丁目・鶴ヶ岱三丁目の北側の緑ヶ岡地区には、釧路湖陵高等学校のほかに、釧路短期大学・釧路北陽高等学校・釧路福祉情報専門学校があり、文教地区を形成している。P1020084 
 鶴ヶ岱・城山の高台は、西方に緩やかに傾斜し釧路川に至るが、途中の鶴ヶ岱一丁目の北半分は、大きな窪地をなし、<ひょうたん池>を中心とした鶴ヶ岱公園が、市民の憩いの場になっている。
 札幌からの転勤族の中には、釧路勤務を嫌い、「釧路では桜の花が咲かない」などと真顔でいう人たちがいる。小さいとはいえ、街中にヒブナの生息する湖があり、周囲に多くの樹木が生育する、緑豊かな都市に住みながら、見ようとしないがゆえに何も見えないのである。札幌に戻っても、見えないものが多いことだろう。

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