8月1日、江別に住む義弟から中元が送られてきた。私がいつも飲んでいる清酒とは違い、立派な銘酒三本セットである。さっそく記念に写真を撮った。もともと、私は真の酒飲みではないので、酒の種類にはあまり拘らないが、どちらかといえば、熱燗で日本酒をチビチビ飲むのが好きである。昭和40年に就職した頃、清酒二級の<北の誉>が三百八十円だった。普段はせいぜい二合くらい、体調がよいときでも、仲間とワイワイやりながら飲んで五合が限度だった。
職場に数人いた酒豪のだらしない姿を見て、見苦しい飲み方を秘かに軽蔑したが、つき合いを断ることはしなかったので、度を超すこともあった。それでも、酒におぼれることなく青年時代を過ごすことができたのを僥倖としなければならない。
現在、愛飲しているのは、以前の一級酒に相当する<剣菱>である。同居している長男はワイン好みだが、週に一度は、日本酒に付き合ってくれる。頂いた三銘柄は、柏露酒造(新潟県長岡市)の特別純米酒<越の柏露>、吟醸酒<越乃柏露>、大吟醸<越乃柏露>。特別純米酒は、さらりとした軽い辛口で、癖がなくて飲みやすい。どのような肴にも合う。これは燗をしないで冷やで飲む。
写真では栓が開いていないが、8月3日現在、二本目の大吟醸に口をつけた。こちらは、米麹の香りがし、アルコール度数が高いにもかかわらず甘口である。肴には、淡泊な白身の魚の刺身が合う。こちらの方が私の好みかもしれない。
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