北朝鮮は、二月十二日、国連安全保障理事会の制裁強化決議を無視し、半島北東部咸鏡北道吉州郡豊渓里(地下実験用坑道入り口近辺=1月23日撮影の写真下段は、2月12日付『北海道新聞』夕刊・第1面から転写)で三回目の地下核実験を行い、朝鮮中央通信が報道(報道全文は、2月13日付『北海道新聞』第3面参照)で「第3回地下核実験を成功裏に実施した」と正式に発表した。
北朝鮮の真の実力者が金正恩(写真は、同新聞から転写)ごときチンピラとは思えない。叔父の張成沢・国防副委員長あたりが、先の事実上の大陸間弾道ミサイルの発射成功に続いて、ミサイルに搭載できる核の小型化に成功したと詐称し、対等な立場で米国と交渉しようという魂胆なのだろう。 しかし、事はそう簡単には問屋が卸さない。国内経済はのっぴきならない苦境にあり、国際社会の圧力はさらに強化される。金正恩体制になって以後、数万人の餓死者が出ているという。人肉食まで横行しているとは俄には信じられないが、国民の生活を抑圧し好戦的ムードを煽らざるを得ない乞食国家が「核保有国」とはお笑い草だ。
太平洋戦争の敗戦国日本で、戦後の混乱期にしばらく、某左翼政党員やそのシンパが、恐れ多くも天皇陛下を揶揄して「朕はたらふく食っている。汝ら臣民飢えて死ね」と言いふらしたが、それは金王朝三代にこそあてはまるのではないか。ぶくぶく太りの金正恩に明日はない。
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