タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<釧路港東港区水面貯木場廃止問題(13年2月)>

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 釧路市では、取扱量が減少している釧路港東港区水面貯木場を、施設維持に多額の負担がかかり、長期的に財政健全化に支障が出る可能性が大きいため、三月末で廃止し、跡地をすべて埋め立てることを決めた。この決定に対して、水面貯木場を利用している製材会社や港湾事業者が反発し、存続の要望書を提出したが、市は廃止の決定を変えていない。
 水面貯木場を利用している唯一の製材会社はオホーツク管内清里町に本社がある「札鶴ベニヤ
(写真下段<左>は本社HPから転載)」で、白糠と恋問にも工場があり、清里町や白糠町も水面貯木場存続を要望している。折も折、間が悪い戸惑いの事態が出来した。市役所秘書課執務室で「釧路産のカラマツ材の合板を壁や床に張る改装工事を行う」(2月9日付『北海道新聞』第26面)という。合板は水面貯木場をめぐり、市の廃止方針に反発している「札鶴ベニヤ」製。水面貯木場に保管したラワン材は使用しないというが、「札鶴ベニヤ」側では複雑な心境だろう。

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