タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 西松建設、政治家へ献金 ≫

P1010199 税関を通さずに海外の裏金を国内に持ち込み、藤巻恵次・元副社長ら四人が外国為替及び外国貿易法違反で逮捕された準大手ゼネコン西松建設は、裏金の一部を、OBが代表を務める政治団体<新政治問題研究会>と<未来産業研究会>を利用し、国会議員に実質的企業献金を行っていた。
P1010200_2 献金先は、小沢一郎・民主党代表の資金管理団体と自身が代表を務める政党支部が飛び抜けて金額が多い。「法律に基づき受領している。両団体の会計や西松建設との関係は知らない」(1月16日付『讀賣新聞』第35面〈社会〉、献金・パーティ券購入一覧表を転写)とコメントしているが、西松建設からの企業献金であることを知らない訳がない。知らないのなら、正体不明の団体から多額の政治献金を受け取りながら、小沢一郎は党大会でよく、国民の生活を守るため政権交代を実現(1月19日付『北海道新聞』第3面〈総合〉参照)などと白々しく言えるものだ。
P1010205  西松建設の<隠れ蓑企業献金>は、「他人名義での献金や政党以外への企業献金を原則禁止している政治資金規正法に違反する疑いがあり、特捜部は同社関係者から事情聴取を重ねている」(1月15日付『讀賣新聞』第1面、写真上段<捜査の焦点>を転写)という。
 西松建設の元幹部は、「会社の名前を出さないための工夫だった」(同新聞)と断言している。政治家側が<隠れ蓑>を認識していたことはいずれ明らかになる。小沢一郎(顔写真は、1月19日付『讀賣新聞』第2面〈総合〉から転写)は、「西松建設との関係は知らない」で白を切るつもりか?

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「政治経済」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事