平成19年9月30日投稿≪老母の入院≫で記したように、私の母は、平成19年8月中旬、暑さで脱水症状を起こし入院した。一か月後、食事が摂れなくなり、末梢静脈点滴により水分・栄養分・ミネラル類を補給していたが、入院から約七ヶ月後の早朝、体力の消耗と感染症によって、眠るように静かに息を引き取り、私たちとは幽明境を異にすることになった。
母方の信仰は神道なので、厳島神社の神職に神葬祭をお願いした。神葬祭には何度も参列して要領は覚えているつもりだったが、いざわが家のこととなると不安で、たまたま月一度『北海道新聞』が配布する生活情報誌『フィット』が「マナーブック釧路版」を特集していたので、葬儀の項を何度も読み直した。
神道は、日本古来の習俗から自然に発生した宗教なので、外来仏教各宗派のように定まった葬儀の典礼を持たないが、葬儀式の大きな流れは全国で共通している。仏教と異なり、死を「穢れ」とみなすため、神社で葬儀式は行われない。
? 帰幽報告
? 前夜祭・遷霊の儀
? 発葬祭・火葬祭・帰家祭
近親者十数名の小さな神葬祭は、二人の神職の司祭により滞りなく終了した。神職はもちろん、式場の祭員にもお礼申し上げたい。
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