十月十八日に北海道網走管内斜里町の市街地にヒグマ二頭が現れ、街中を徘徊した後、地元猟友会のハンターに射殺されたニュース(10月19日付『北海道新聞』第29面、写真上段を同紙から転写)を読み、二十二日、田舎家の最後のラズベリー摘みを兼ね、現場検証に出かけた。発見から射殺までの径路は、同紙に掲載された略図をもとに詳細な地図を作製したので、現地で迷うことはなかった。
写真中段(二列)右へ、斜里町立朝日小学校→グラウンド裏のミズナラ林(授業中の教員と児童が発見し、町教育委員会を通じ斜里警察署に通報)→ヒグマが撮影された街路(〝すし善〟の辺り)→西念寺(界隈には寺・神社・町役場などがある)→知床博物館→案内図(ヒグマは東に移動し、博物館敷地に入る)→博物館裏の斜面(ここでハンターが射殺)→斜面右手奥のケージ(怪我をしたオオワシ・オジロワシを保護) 射殺されたヒグマは処分され見ることができなかったが、本日は帰路、キタキツネとタンチョウに遭遇。どちらも、ヒグマ同様、人里に平気で出没し、野生動物の生態系が乱れていることを覗わせる。ヒグマは海岸沿いのミズナラ林でドングリを食べながら歩いているうちに市街地に入り込んだのだろう。キタキツネはもはや人間の生活圏に住みついている。
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